高校のICT活用状況、タブレット導入校の16.9%が「1人1台」

竹内みちまろ
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全国の高校におけるパソコンやタブレットなどの導入・活用状況と、運用の課題が旺文社の調査結果からわかりました。

高校のICT活用状況、タブレット導入校の16.9%が「1人1台」

 

旺文社は、全国の国公私立高等学校1,238校からのアンケート回答をもとに、高校におけるICTの活用状況の調査結果を発表しました。

* 中等教育学校を含み、高等専門学校・高等専修学校を除く

 

ICTとは、Information and Communication Technologyの略語で、パソコンやタブレットなどの電子機器やそれらをインターネットやネットワークに繋げるWifiなどの情報通信技術の総称です。

 

調査結果により、高校でのパソコンなどの活用実態が明らかになっていますので、詳しく見ていきましょう。

 

 

 

パソコンやタブレットの導入状況

 

現在、最も導入されているICT機器は「電子黒板・プロジェクター」(73.3%) でした。

 

生徒自身が使用するICT機器では、「デスクトップパソコン」(61.9%) 、「タブレット」(33.0%) 、「ノートパソコン」(25.7%) の順に多く導入されています。

 

この結果から、6割以上の高校で「デスクトップパソコン」が導入されていることがわかりました。「タブレット」も1/3の高校で、「ノートパソコン」も1/4の高校で導入されています。

 

生徒用PC端末の導入状況
デスクトップ型パソコン導入済 61.9%
タブレット型パソコン導入済 33.0%
ノート型パソコン導入済 25.7%

 

タブレットを導入している高校は、昨年度の調査では 29.6% となっており、3.4ポイント増加しています。

 

 

 

今後は、タブレットが主流に?

 

タブレットをすでに導入している高校の内訳は、「生徒1人に1台配備」が 16.9% で、「共用で学校に一定数配備」が 83.1% 。

 

「生徒1人に1台配備」の割合は、昨年度調査の 8.6% から約倍増しています。

 

タブレット型PC導入校における配備状況の変化
  生徒1人に1台配備 共用で学校に一定数配備
2018年 16.9% 83.1%
2017年 8.6% 91.4%

 

また、タブレット導入予定の高校では、49.7% が「生徒1人に1台配備」を見込んでおり、「タブレットの1人1台運用」が今後、高校教育の現場で浸透していきそうです。

 

 

 

タブレットの活用状況は?

 

一方、タブレットをすでに導入している高校に、タブレットの活用状況を調査したところ、「あまり活用できていない」が 39.9% 、「まったく活用できていない」が 5.0% 。

 

合計で 44.9% の高校がタブレットの運用に課題を残しているという実態が浮き彫りになりました。

 

タブレット型PCの活用状況について
まあまあ活用できている 50.0% 55.2%
十分活用できている 5.2%
あまり活用できていない 39.9% 44.9%
まったく活用できていない 5.0%

 

「タブレット型PCの活用における課題」については、77.3% の高校が「教員の活用スキルの引き上げ」と回答。

 

続いて、「十分な端末数の配備」が 60.3% 、「ネットワーク環境の整備」が 58.1% という回答結果となりました。

 

 

 

無線でのネットワーク環境の整備にも課題

 

ネットワーク環境の整備状況を見ると、生徒が「タブレット」や「ノートパソコン」などの持ち運び可能な機器を使って、無線でネットワークを利用できる高校は全体の44.9%で、半数以下にとどまっていました。

 

ネットワーク環境の整備状況
無線環境あり 校内のどこでも無線でのネットワークを使用できる 9.5% 44.9%  
校内の通常教室で無線でのネットワークを使用できる 10.2%
校内の一部のエリア・教室にて無線でのネットワークを使用できる 25.2%
有線環境あり 校内の一部のエリア・教室にて有線でのみネットワークを使用できる 46.0% 46.0%
環境なし  生徒が使用できるネットワーク環境は整備していない 7.7% 9.2% 
ネットワーク環境は全く整備していない 1.5%

 

生徒が「タブレット」などの機器を使って、ICTを活用できる環境整備が課題といえるでしょう。

 

 

英検では、ICTを活用した「英検CBT」* が2018年8月から大幅リニューアルされ、英検と併願することで、年に6回の英検受験が可能になります。

* CBT:Computer Based Testing

 

過去記事: 2018年8月に「英検CBT」がリニューアル、英検受験チャンスが増加

 

「英検CBT」をはじめ、「TEAP CBT」など英語力の各試験でもICT化が浸透してきており、試験結果は大学入試にも活用できます。

 

タブレットやノートパソコンなどを上手に利用しながら、大学入試などを有利に進めたいですね。

 

 

全国の高等学校におけるICT活用状況を調査|旺文社

 

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