英検対策講座【準2級】大問1: 短文の語句空所補充問題

伊藤 秀彦(いとう・ひでひこ)

解答・解説ページ

英検対策講座【準2級】

 

Answers ~解答・解説~

 

次の(1)から(5)までの(   )に入れるのに最も適切なものを1, 2, 3, 4 の中から一つ選びなさい。

[英検 2017年度 第3回検定問題より]

 

 

(1)

 

正解: 2

 

A: Janice got excellent scores on all of her exams this semester.

B: Well, she ( certainly ) studies hard.

 

  1. kindly
  2. certainly
  3. lazily
  4. technically

 

 

【 訳 】

A: ジャニスが今学期のすべての試験で、素晴らしい点数を取ったわよ。

B: へえー、確かにあの子は一生懸命勉強するよね。

 

【解説】

副詞の問題。すべての試験で高得点を取ったジャニスが熱心に勉強するということに関して、話し手は「どのように」判断しているのか。正解は2. certainly「確かに」。

 

他の選択肢: 1. kindly「親切に」、3. lazily「怠けて」、4. technically「技術的に」

 

 

 

(2)

 

正解: 2

 

Many years ago, the school made a ( rule ) that cell phones were not allowed in classrooms. This was to help the students study better.

 

  1. host
  2. rule
  3. success
  4. prize

 

 

【 訳 】

何年も前に、その学校は、教室内では携帯電話は認められないという決まりを作った。これは生徒にさらなる学習を促すためであった。

 

【解説】

名詞の問題。その学校は、教室内では携帯電話は認められないという「何」を作ったのか。正解は2. rule「決まり」。

 

他の選択肢: 1. host「主人」、3. success「成功」、4. prize「賞」

 

この問題の解答(rule「決まり、ルール」)のように、英語がそのまま日本語になっている単語も多いので、そのような場合は知識を大いに活用すべきである。ただし、発音や意味が、日本語と元の英語とでは異なっている場合があるので、十分に注意しなければならない。

 例:manager[ニジャ]「管理者、(スポーツチームなどの)監督」、message[スィジ]「伝言」など。

 

 

 

(3)

 

正解: 4

 

In the movie, the hero ( attacked ) the dragon with his sword. The hero was very strong, and he killed the dragon quickly.

 

  1. gathered
  2. noticed
  3. reminded
  4. attacked

 

 

【 訳 】

その映画で、主人公はドラゴンを剣で攻撃した。主人公はとても強く、すぐにドラゴンをやっつけた。

 

【解説】

動詞の問題。映画の主人公はドラゴンを剣で「どうした」のか。正解は4. attacked「~を攻撃した」。

 

他の選択肢: 1. gathered「~を集めた」、2. noticed「~に気付いた」、3. reminded「~に思い出させた」

 

 

 

(4)

 

正解: 2

 

The firefighter ran into the burning building ( at the risk of ) his own life to save a family's dog. When he came out with the dog, people in the neighborhood praised him for being so brave.

 

  1. by the side of
  2. at the risk of
  3. in the course of
  4. on the edge of

 

 

【 訳 】

その消防士はある家族の犬を救うために、命懸けで炎上している建物の中に突入した。犬と共に出てきたとき、近所の人々はとても勇敢であると彼を賞賛した。

 

【解説】

熟語の問題。消防士は犬を救うべく、自分の命を「どのようにして」炎上している建物の中に突入したのか。正解は2. at the risk of「~を賭けて」。

 

他の選択肢: 1. by the side of:「~のそばに」、3. in the course of「~の間に」、4. on the edge of「~の端に」

 

 

(5)

 

正解: 4

 

A: I can't believe I did so badly on the math test. I should have studied harder.

B: Well, it's no use ( worrying ) about it now. Just try to do better next time.

 

  1. worried
  2. worry
  3. worries
  4. worrying

 

 

【 訳 】

A: 数学のテストがこんなにひどかったなんて信じられないわ。もっと一生懸命勉強すればよかった。

B: あのねえ、今そのことを悔やんでもしょうがないよ。次回もっと良い成績を取るように努力するしかないよ。

 

【解説】

文法の問題。文脈から「今そのこと(成績の悪さ)を悔やんでもしょうがない」としたい。It is no use doing(doingは動詞のing形)で「~しても無駄である」という意味なので、正解は4. worrying(worryは「心配する、悔やむ」の意)。

 

他の選択肢: 1. worried(worryの過去形あるいは過去分詞形)、2. worry(worryの原形)、3. worries(worryの3人称単数現在形)

 

It is no use crying over spilled milk.(こぼれた牛乳を嘆いてもどうにもならない。覆水盆に返らず)は「ことわざ」で、試験にもよく出るので、あわせて覚えておきたい。

 

 

 

スタディギア for EIKEN

スタディギア for EIKEN

高い合格率データが証明する「英検対策学習の決定版」

「スタディギア for EIKEN」は、英検2級~5級受験者を対象とした、英検対策に特化したオンライン学習サービスです。

スタディギア for EIKENの詳細を見る

 

前へ

  • 1
  • 2

この記事の筆者について

伊藤 秀彦(いとう・ひでひこ)

PROFILE

岩手県盛岡市生まれ。英検1級。現在、関東学院大学国際文化学部非常勤講師。専門は生成文法。大学では、英検対策、英語学などの授業を担当。

おすすめ記事

英ナビ!会員登録されていない方

SIGN IN 新規会員登録(無料)

MY NOTEBOOK

マイ単語帳へ