第1回:手軽な方法で「話す力」を伸ばそう

本多 敏幸(ほんだ としゆき)
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学習法は1つではありません。様々な方法を試すことで、「これだ!」という自分に適した学習法に出会うことができるのです。より良い学習法を知り、効率的に英語の力を身に付けましょう!

英語力を伸ばす学習法 第1回

 

 

英語を話すのは難しい?

 

英語には、聞く、話す、読む、書くという4つの技能があります。その中で、「話すことが特に難しい」と感じる人は多いかもしれません。それは、話す内容を瞬間的に考え、言葉を選び、文を組み立て、相手に分かるように伝えなければならないからでしょう。

 

あなたは日本語を流ちょうに話せますか? ときには「自分は話すの下手だなあ」と感じることもありますね。

 

今度、友だちと話している自分の言葉を自己分析してみてください。きっと、相手の話を聞いて「そう、そう」と相づちを打ったり、「これ買ったんだ。結構使いやすいよ」などと短い文で話したりしていることが多いはずです。また、相手から「何それ、分からない」などとつっこみを入れられて説明し直したりしているはずです。

 

つまり、友だち同士の普段の会話では、あまり難しく言わず、相手に分かってもらえなければジェスチャーや別の言葉に置き換えて相手に伝えようとしているはずなのです。

 

私たちは、教科書の音声やテレビのニュースなどで流ちょうに話される英語を聞いています。だから、英語はすらすら話さなければならないと勘違いしているのかもしれません。正確にすらすら話すことをゴールと考えると、「自分は話せない」という感覚に陥ってしまいますが、そのように考える必要は決してありません!

 

今回は、英語を話す力を身に付けるための学習法を2つ紹介します。

 

 

 

その1 話す「ネタ」をたくさん集めておこう!

 

まず、今まで習った英語で、次のように自分自身についての説明を20個言うことができるか試してみてください。

 

I live in Tokyo.
僕は東京に住んでいます。

I’m 15 years old.
僕は15歳です。

I go to ABC Junior High School.
ABC中学校に通っています。

I’m on the tennis team.
テニスチームに入っています。

I have a dog. His name is Shiro.
イヌを飼っています。名前はシロです。

 

「ネタ」があるとそれをもとにして話すことができます。あなたがまだ英語を習いたてなら、言いたいことがあっても多くのことは言えないでしょう。何年か英語を勉強していれば、これまで習ったことでかなりのことが言えるはずです。

 

教科書から自分に当てはまる英文を見つけたり、辞書などで調べたりしながら、自分が話せそうなネタを集めてみましょう。集めたらノートにメモしておきます。例えば、次のことについてそれぞれ5つ以上のネタを集めてみてください。

 

家族のそれぞれの人について
好きなことについて
学校について
自分が住んでいる町について
好きな有名人について
好きな教科について
学校から帰ってすることについて

 

この他にも、様々な話題について自分が言えることを集め、ノートに書き留めていきましょう。そしてときどき声に出して言ってみましょう。

 

 

 

その2 英語で「独り言」を言ってみよう!

 

今、自分がいる場所について英語で説明してみてください。

 

I'm in my bed room.
私は自分の寝室にいます。

There are some books in front of me.
私の前には本が何冊かあります。

 

このように実況中継できるでしょうか。

 

身の回りのことを英語で何と言うのか考えて、ぶつぶつ「独り言」を言ってみましょう。例えば、学校からの帰り道に町の様子を実況中継する、家に帰ったら今日の出来事を話してみる、風呂に入りながら友だちとの会話を英語で再現してみる、読んだ本や見たテレビのことを説明してみる、といった具合です。

 

英語は頭で考えるだけではダメ。心の中で言うだけではダメ。必ず声に出して言ってみること。これが大事です。ただし、独り言を言うときは、周りの人から変な人と思われないように気を付けてくださいね。

 

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この記事の筆者について

本多 敏幸(ほんだ としゆき)

PROFILE

千代田区立九段中等教育学校指導教諭。東京学芸大学大学院教育学研究科英語教育専攻修士課程修了。ELEC同友会英語教育学会会長。英語授業研究学会理事。新学習指導要領作成に携わり、全国で教員向けの講演を多数行うなど、英語教育における指導者的な役割を担っている。
著書に、本多式中学英語マスターシリーズとして『反復基礎』『短文英単語』『速読長文』、『中学生からの勉強法』(いずれも文藝春秋)、『中学校新学習指導要領 英語の授業づくり』(明治図書)、『若手英語教師のためのよい授業をつくる30章』(教育出版)、『到達目標に向けての指導と評価』(教育出版)、『入試英語力を鍛える!授業アイデア&パワーアップワーク40』(明治図書)等。

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