大学入学共通テストに対応する英検新方式 (2019年度)

竹内みちまろ
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英検新方式の2019年度実施概要が発表されました。2021年度大学入試からスタートする「大学入学共通テスト」 に向けての内容となりますので、現在 高校生の方は、保護者や関係者の方はぜひご確認ください。

「大学入学共通テスト」対応の英検、2019年度概要を発表

 

 

英検新方式がスタートする背景

 

「大学入学共通テスト」では、英検などの外部検定試験が活用されます。英検からは、「英検 CBT」、「英検 2020 1 day S-CBT」、「英検2020 2 days S-Interview」という3つの新方式の試験が活用される対象となっています。

 

 

 

3つの新方式の内容は?

 

まずは、3つの新しい英検の概要をおさらいしておきましょう。

 

英検 CBT

「英検 CBT」は、ペーパーテストではなくコンピュータベース (CBT =Computer Based Testing) で行われる英検です。現在、2級から3級までの検定が毎月実施されています (年に3回まで受験可能) 。4技能のテストを1日で受験し、スピーキングは、ヘッドセットを使って解答の音声を録音する吹き込み形式になります。

 

英検 2020 1 day S-CBT

「英検 CBT」は、受験対象に制限がありませんが、「英検 2020 1 day S-CBT」は、大学入試を控える受験生を対象としたテストになります。1日で4技能の検定をすべて行います。テスト形式で「英検 CBT」と違うところは、「英検 2020 1 day S-CBT」はWritingが紙ベースになります。

 

英検2020 2 days S-Interview

大学入試を控える受験生を対象としたテストですが、実施方式は英検 (従来型) とまったく同じ (Reading・Listening・Writingは紙の試験を受験し、Speakingは対面式の面接を別日程で実施) 。英検 (従来型) との違い、合否に関わらず全ての受験生が4技能の検定を受けます。

 

また、3つの試験のすべてにおいて、問題構成や難易度などは、英検 (従来型) と同じです。

 

違いは、1日で実施するのか2日に分けるのかという日程、ベーパーテストなのかコンピュータベースで行われるのか、そしてスピーキングが対面形式なのか吹き込み形式なのかという試験方式、合否にかかわらずすべての受験生が4技能のテストを受験することだけです。

 

それでは、新しい英検が、2019年度にどのように行われるのかを見ていきましょう。

 

 

 

英検新方式の2019年度実施概要

 

まず、3つの新しい検定のうち、「英検2020 2 days S-Interview」は、ひとまず2019年度は実施されません。

 

また、今回発表された「英検 CBT」と「英検 2020 1 day S-CBT」についての実施概要は、2019年度 (2019年4月~2020年3月) に限定されており、2020年度 (2020年4月) 以降は変わって行く可能性があります。

 

「英検 CBT」と「英検 2020 1 day S-CBT」の実施概要は以下の表の通りとなります。

 

英検新方式の2019年度実施概要
  英検 CBT 英検 2020 1 day S-CBT
受験対象者 制限なし 高校2年生限定
方式 R・L CBT CBT
W CBT PBT
S 吹き込み (録音) 吹き込み (録音)
受験対象 申込者全員が4技能のテストを受験
日程・実施回数

毎月実施中準1級は11月~毎月実施

11月から毎月実施
受験日数 1日 1日
会場数

19か所順次拡大予定

47都道府県に配置(一部、離島を含む)

対象級

2級・準2級・3級11月より準1級も実施

準1級・2級・準2級・3級
検定料 準1級 9,800円 9,800円
2級 7,500円 7,500円
準2級 6,900円 6,900円
3級 5,800円 5,800円
障がい等のある受験生への配慮 あり あり

※ R:Reading、L:Listening、W:Writing、S:Speaking

※ CBT:コンピューターベースで行われる形式、PBT:紙に記入する形式

 

 

 

2019年度実施概要の背景

 

文部科学省は現在も、英語で検定試験が活用される「大学入学共通テスト」の運営方法について検討を重ねています。その一環として、2018年8月に、英語4技能の評価に関する方針を発表しました。

 

その方針の中で、高校2年生のときに文科省が公表しているCEFR対照表のB2 (英検における準1級) 以上の成績を修めた者で、経済的な事情があったり、離島やへき地に居住・通学しているなど負担を軽減する理由のある受験生は、高校2年生の4月から12月までに受験した検定試験の結果を、高校3年生の4月から12月までに受験した2回の結果に代えて、活用することができるとしています。

 

今回発表された「英検新方式の2019年度実施概要」は、文科省の方針に対応したものとなっています。

 

文科省が要項とした準1級については、「英検 CBT」と「英検 2020 1 day S-CBT」にて2019年11月から実施されます。「英検 2020 1 day S-CBT」については一部の離島を含む全国の都道府県で実施され、「英検 CBT」についても現在の全国19会場から順次拡大する予定で、どらちの試験も毎月開催される目処が立っています。

 

「英検2020 2 days S-Interview」については、文科省が示した経済格差と地域格差への配慮の必要性を重く受け止めた結果、ひとまず2019年度は実施されないこととなりました。試験に2日を要するため試験会場までの交通費が2倍になり、さらに遠隔地の受験生には移動費用の負担が重く発生するためです。

 

 

 

来るべき大学受験に向け

 

いよいよ英検も、大学入学共通テストに向け本格的に動き始めました。現在、英検 (従来型) と英検 CBTは、合わせて年に6回受験することができます。計画的に進めて、来るべき大学受験に備えましょう。

 

また、2020年度から始まることが予想される「英検2020 2 days S-Interview」は、問題構成や受験形式は英検 (従来型) とまったく同じで、受験者全員が4技能の検定を受ける点だけが違います。

 

今から英検 (従来型)に慣れておけば、「英検2020 2 days S-Interview」でも高得点が狙え、大学受験をより有利に進められますので、4技能の学習を計画的に進めておきましょう。

 

 

2019年度 英検 新方式 実施概要|公益財団法人 日本英語検定協会

 

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