第8回:受験勉強のストレスを解消しよう

本多 敏幸(ほんだ としゆき)
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前回は「入試英語力」について取り上げました。入試が近づいてくると誰もがストレスを感じますね。今回は、英語の学習法から離れ、受験勉強や入試への不安から起こるストレスに対処する方法を紹介します。

第8回:受験勉強のストレスを解消しよう

 

 

受験前の精神状態

 

入試の前は誰でも受験勉強中心の生活になります。帰宅したら机に向かう、夕飯を食べたら机に向かう、夜遅くまで机に向かうという生活にうんざりしている人もいるでしょう。

 

試験に落ちたらどうしようと悩んでいる人もいるでしょう。受験勉強があまり進んでいないことに焦っている人もいるでしょう。食欲が落ちたり、逆に食べ過ぎたり、十分に眠れなかったりと体に症状がでてくる人もいるかもしれません。

 

受験する全員が何らかのストレスを抱えています。ストレスと上手に付き合うのも受験勉強では大切なことです。では、ストレス対処法をいくつか紹介します。

 

 

 

その1 自分に暗示をかける

 

「勉強が間に合わない、どうしよう」と悩む人を多く見かけます。しかし、受験勉強で一番してはいけないことは焦ることです。焦った中で勉強すると頭に入りづらくなります。

 

こうならないためには、自分の気持ちをコントロールできるかどうかがカギを握ります。あなた自身に自己暗示をかけてみましょう。自己暗示はスポーツ選手も行っています。試合前に何かぶつぶつ言っている選手をテレビで見かけることがあると思います。

 

自己暗示の言葉は人によって違ってよいのです。

 

「受験で苦しんでいるのは私だけではない。友だちみんなも苦しんでいる」
「受験勉強は永遠に続くわけではない。あと2カ月の辛抱だ」

と自分だけではないとか期限があるとかを自分の心に言いきかせてもよいでしょう。

 

「コツコツやって全力を尽くしてダメなら仕方ない」
「人生どうにでもなる」
「苦しんでも明日はくる」
「失敗しても死ぬわけではない」

と開き直るような言葉を自分にかけてもよいでしょう。

 

「私ならできる」
「わくわくする」
「実力が上がってきている」
「いける」

とポジティブに考えてもいいでしょう。

 

「友だちもがんばっている」
「家族が支えてくれている」

と他の人のことを考えてもいいでしょう。

 

あなたに合った言葉を紙に書いて机の前に貼ってみましょう。勉強に疲れて「ふう」と顔を上げたときに、あなたを励ます言葉が見えるようにしておきましょう。

 

また、苦しいときにはあなた自身を暗示にかける言葉を何回も声に出して言ってみましょう。例えば「できるぞ」「ファイト」「逃げるな」などと何回も言います。家族や近所に迷惑でなければ大声で叫んでもいいでしょう。

 

逆に、考えることをやめようとするのでもよいでしょう。「とにかく何も考えずにコツコツ勉強しよう」と自分に言い聞かせます。

 

あなたはどんな言葉を自分にかけてあげたいですか?

 

 

 

その2 ストレスを発散のためのアクティビティー

 

ずっと緊張状態を続けていては脳が疲れてしまいます。リラックスする時間を持つことも受験勉強では大切なことです。

 

ウォーキングやランニングをする
深呼吸やストレッチをする
栄養バランスの良い食事を取る
楽器を演奏する、歌をうたう
お笑い番組などを見て笑う
お風呂につかりながら一日を振り返り、今日うれしく感じたことを言ってみる

 

など、時間を決めて好きなことや体に良いことをしてみましょう。

 

また、「受験は体力と精神力の勝負だ」と言う人がいます。確かに体力がないと勉強も長続きしません。さらに、同じ姿勢で勉強しているので、体にもよくないでしょう。

 

そこで、体操(エクササイズ)をしたり、ランニングをしたり、速く歩いたり、何かしらの運動をしてください。また、1時間に1回程度、深呼吸をしながら肩を上げたり下げたりするとよいそうです。

 

正常な生活を送るには食事と睡眠が重要です。栄養バランスの良い食事を決まった時間に取る、夜更かしをしないで睡眠時間を確保するなどは、受験勉強の時期であろうと例外ではありません。食事と睡眠がしっかりできなければ頭もしっかりとは働きません。

 

私が受験勉強をしたときは、図書館などを利用して気分を変えたり、やるべきこと(To Do List)を紙に書き出し、1つ終えるごとに線を引き、達成感を感じながら、ときに「よし」「よくやった」と自分を褒めたりしていました。

 

受験勉強を乗り切るためのあなたなりの方法を工夫してみてください。試練はきっとあなたのためになります。ポジティブに考えて乗り切りましょう!

 

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この記事の筆者について

本多 敏幸(ほんだ としゆき)

PROFILE

千代田区立九段中等教育学校指導教諭。東京学芸大学大学院教育学研究科英語教育専攻修士課程修了。ELEC同友会英語教育学会会長。英語授業研究学会理事。文部科学省「外国語教育における『CAN-DOリスト』の形での学習到達目標設定に関する検討会議」、「中央教育審議会中等教育分科会教育課程部会外国語ワーキンググループ」、「学習指導要領等の改善に関わる検討に必要な専門的作業等(中学校外国語)」協力者。全国各地で教員向けの講演を多数行う。
著書に、本多式中学英語マスターシリーズとして『反復基礎』『短文英単語』『速読長文』、『中学生からの勉強法』(以上文藝春秋)、『中学校新学習指導要領 英語の授業づくり』、『入試英語力を鍛える!授業アイデア&パワーアップワーク40』(以上明治図書)、『若手英語教師のためのよい授業をつくる30章』、『到達目標に向けての指導と評価』(以上教育出版)、『NHK CD BOOK 中学生になるまでに身につけたい! 小学英語 パーフェクト・レッスン』(NHK出版)などがある。

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