第14回:特に大切! 効果的な「復習」の方法

本多 敏幸(ほんだ としゆき)
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勉強ではよく「予習・復習が大切」と言われますが、英語の学習で、特に大切なのは復習です。今回は効果的な復習の方法を紹介します。

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なぜ復習が大切なのか

 

英語の授業では「予習はしなくていいよ」と先生に言われる場合もあると思います。教科書の内容を英語で説明する授業や「気づき」を大切にする授業をしている先生にとって、新しい英語の文章を生徒が事前に勉強することで、その効果が薄れてしまうと考えるからです。

 

しかし、復習は絶対に必要です。

 

授業中に先生の説明を聞き、「分かった」と思ったことでも、本当に理解しているかどうか実は分からないものです。また、人間は時間が経てば覚えたことを忘れてしまうものです。

 

復習には2つの目的があります。

 

【1】 本当に理解しているか確認する

【2】 習ったことを練習して定着につなげる

 

本当に理解しているのかを確認するには「第13回:教科書をしっかり活用しよう ~キーセンテンスを確実に覚える~」で紹介したように、自分で説明できるか試すことが最良の方法です。

 

しっかり説明できるようならば、その文を理解していると言ってもよいでしょう。しかし、知識として覚えても、使えなければ意味がありません。

 

英語は言葉なので、使えるようにしなければなりません。使えるようにするためには練習が必要です。

 

では、どんな練習を行ったらよいのでしょう。

 

 

習ったことを練習して定着につなげよう

 

【その1】 声に出し、意味を考えながらやろう

 

まず、英語が使えるようになるためには、言語の大切な要素である「音声」を復習に取り入れてください。単に、単語を書いたり、英文を写したり、文法問題を解いたりというだけでは、十分ではありません。

 

「音声」と聞いて音読を頭に描く人もいるでしょう。学校の先生に「5回以上音読しなさい」と言われ、教科書本文の音読を宿題とされている人も多いと思います。

 

音読はとても重要です。音読を行うことで、習った英文に慣れて定着しやすくなります。でもせっかく音読しても、何も考えずに音読していては、その効果が半減してしまいます。意味を考えながら音読したり、登場人物やナレーターになったつもりで感情を込めて音読したりしてみましょう。

 

英文を写すことも効果的な復習です。これも、何も考えずに、単なる作業のように英文を写すだけではダメです。英文の意味を考え、英文を言ってから書くようにしましょう。

 

また、単語の練習も、ただ書くのではなく、意味を考え、単語を言いながら書くようにしましょう。いずれも「写す」よりも、言ってから文字を見ないで「書く」ことが大切です。

 

 

【その2】 目的をもって取り組もう

 

授業で宿題チェックがあるからとりあえず宿題をする、ではなく、目的をもって取り組み、英語力を身に付けるために、何をどのように復習したらよいか考えてみてください。どうせ勉強するなら、身に付く方法で行いましょう!

 

私が生徒に行わせているSeven Stepsという復習のやり方を紹介します。生徒からも「Seven Stepsを行ったことで英語力が伸びた」とよく言われます。この7つのステップには、「聞く」「話す」「読む」「書く」の要素がすべて入っています。

 

時間がないときは、印の部分だけでも構いません。ぜひ試してみてください。

 

SevenSteps

 

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この記事の筆者について

本多 敏幸(ほんだ としゆき)

PROFILE

千代田区立九段中等教育学校指導教諭。東京学芸大学大学院教育学研究科英語教育専攻修士課程修了。ELEC同友会英語教育学会会長。英語授業研究学会理事。文部科学省「外国語教育における『CAN-DOリスト』の形での学習到達目標設定に関する検討会議」、「中央教育審議会中等教育分科会教育課程部会外国語ワーキンググループ」、「学習指導要領等の改善に関わる検討に必要な専門的作業等(中学校外国語)」協力者。全国各地で教員向けの講演を多数行う。
著書に、本多式中学英語マスターシリーズとして『反復基礎』『短文英単語』『速読長文』、『中学生からの勉強法』(以上文藝春秋)、『中学校新学習指導要領 英語の授業づくり』、『入試英語力を鍛える!授業アイデア&パワーアップワーク40』(以上明治図書)、『若手英語教師のためのよい授業をつくる30章』、『到達目標に向けての指導と評価』(以上教育出版)、『NHK CD BOOK 中学生になるまでに身につけたい! 小学英語 パーフェクト・レッスン』(NHK出版)などがある。

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