英検対策講座【2級】大問2: 長文の語句空所補充問題

伊藤 秀彦(いとう ひでひこ)
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

解答・解説ページ

英検対策講座【2級】

 

Answers ~解答・解説~

 

次の英文を読み、その文意にそって(1)から(3)までの(   )に入れるのに最も適切なものを1, 2, 3, 4の中から一つ選びなさい。

[英検 2018年度 第2回検定問題より]

 

New Bananas

 

 Although there are many varieties of bananas, most bananas sold around the world are one type―the Cavendish. However, this was not always true. Until the 1960s, a much larger and better tasting banana called the Gros Michel was the most popular. ( Unfortunately ), a fungus called Panama disease began killing Gros Michel bananas. Soon, the disease had spread so much that fruit companies could no longer produce enough Gros Michel bananas. They started growing Cavendish bananas instead.

 

 At that time, the Cavendish was not affected by Panama disease. However, recently, a new type of the disease has begun killing Cavendish bananas in parts of Asia, Australia, and Africa. Luckily, it has not yet reached Central America, where most Cavendish bananas are grown. Nevertheless, experts believe ( the disease will soon arrive ) there. In response, scientists are looking for a banana to replace the Cavendish, just as the Cavendish replaced the Gros Michel.

 

 To do this, some scientists are trying to change the Cavendish's DNA so that it cannot get sick. However, many people worry that eating foods that have been changed in this way will have negative effects on their health. Therefore, other scientists are trying to use natural methods to create new banana varieties. One such scientist is Juan Aguilar, who helped produce a banana called the Goldfinger, which is not affected by Panama disease. However, because it tastes similar to an apple, it probably ( will not replace ) the Cavendish. Aguilar is confident he will one day be able to create a new banana that tastes similar to the Cavendish and is safe from disease.

 

 

【 訳 】

新しいバナナ

 

 バナナには多くの種類があるが、世界で販売されているほとんどのバナナは1つの品種―キャベンディッシュ―である。しかしながら、これがいつも事実というわけではなかった。1960年代まで、グロスミッシェルと呼ばれるはるかに大きくて良い味のするバナナが最も人気があった。残念ながら、パナマ病と呼ばれる病原菌がグロスミッシェル種のバナナを冒し始めた。間もなく、この病気は非常に広くまん延したので、果物会社はもはや十分な量のグロスミッシェル種のバナナを生産することができなくなったのであった。彼らは代わりにキャベンディッシュ種を育て始めた。

 当時、キャベンディッシュはパナマ病に冒されていなかった。しかしながら、最近になって、新型の病原菌がアジア、オーストラリア、アフリカの地域でキャベンディッシュ種のバナナを冒し始めている。幸いなことに、この病気はまだ、ほとんどのキャベンディッシュ種のバナナが栽培されている中米には及んでいない。それにもかかわらず、専門家たちは、この病気が間もなくそこに到達するであろうと信じている。それに応じて、科学者たちは、ちょうどキャベンディッシュがグロスミッシェルに取って代わったのと同じように、キャベンディッシュに取って代わるバナナを探しているところである。

 これを行うべく、科学者たちの中には、キャベンディッシュが病気にならないように、キャベンディシュのDNAを変化させようとしている者もいる。しかしながら、多くの人は、このように変化を受けた食べ物を食べるのは、自分たちの健康に悪い影響を与えるだろうと懸念する。それゆえに、自然な方法を用いてバナナの新種を作り出そうとする科学者もいる。そうした科学者の一人がジュアン・アギラールであり、アギラールは、パナマ病に冒されないゴールドフィンガーと呼ばれるバナナの生産に一役買った。しかしながら、ゴールドフィンガーはリンゴと似た味がするので、おそらくキャベンディシュに取って代わらないであろう。アギラールは、いつかキャベンディシュと似たような味がして、病気の恐れのない新しいバナナを作り出すことができると確信している。

 

 

 

(1)

 

正解: 3

 

  1. In contrast
  2. For instance
  3. Unfortunately
  4. Additionally

 

 

【 選択肢の訳 】

  1. 対照的に
  2. 例えば
  3. 残念ながら
  4. さらに

 

【解説】

第1段落第3文に「1960年代まで、グロスミッシェルと呼ばれるはるかに大きくて良い味のするバナナが最も人気があった」とある。続く第4文は、文頭が空所で、「パナマ病と呼ばれる病原菌がグロスミッシェル種のバナナを冒し始めた」となっている。空所を挟んで、「期待通りにならなかった」のであるから、空所には3. Unfortunately「残念ながら」が入り、これが正解となる。

 

他の選択肢は、文脈に合わないので不可。

 

 

 

(2)

 

正解: 2

 

  1. the bananas will be safe
  2. the disease will soon arrive
  3. people will get sick
  4. production will quickly increase

 

 

【 選択肢の訳 】

  1. そのバナナは安全であろう
  2. その病気は間もなく到達するであろう
  3. 人々は病気になるであろう
  4. 生産量はすぐに増加するであろう

 

【解説】

第2段落第3文に「幸いなことに、この病気はまだ、……中米には及んでいない」とある。続く第4文に「それにもかかわらず、専門家たちはそこに~ということを信じている」とある。文頭の「逆接」のつなぎ言葉であるNevertheless「それにもかかわらず」に注目する。第3文で「都合のよいこと」が述べられているのであるから、「それにもかかわらず」に続く第4文では「都合の悪いこと」が述べられているはずである。この時点で、選択肢の1と4は(都合のよいことが述べられているので)消去される。3は、人々が病気になる理由が不明で、その後の文脈にも合わないので不可(この問題文は、そもそもバナナの病気の話であって、人間の病気の話ではない)。したがって、正解は2. the disease will soon arrive「その病気は間もなく到達するであろう」となる。

 

 

 

(3)

 

正解: 4

 

  1. has a better flavor than
  2. has more vitamins than
  3. cannot protect
  4. will not replace

 

 

【 選択肢の訳 】

  1. ~よりおいしい味がする
  2. ~より多くのビタミンがある
  3. ~を保護することができない
  4. ~に取って代わらないであろう

 

【解説】

第3段落第4文に「……アギラールは、パナマ病に冒されないゴールドフィンガーと呼ばれるバナナの生産に一役買った」とある。続く第5文の文頭に、「逆接」のつなぎ言葉であるHowever「しかしながら」がある。そのため、「都合のよい内容」である第4文に対し、第5文は全体として「都合の悪い内容」でなければならない。この時点で、選択肢の1と2は(全体として都合のよい内容になるので)消去される。さらに、第5文の内容を見ると、「ゴールドフィンガーはリンゴと似た味がするので、おそらくキャベンディシュ……」とある。「理由」を表すつなぎ言葉であるbecause(なぜなら~なので)に注目する。この時点で、選択肢の3は文脈に合わないので不可。したがって、4. will not replace「~に取って代わらないであろう」が正解となる。

 

 

スタディギア for EIKEN

スタディギア for EIKEN

高い合格率データが証明する「英検対策学習の決定版」

「スタディギア for EIKEN」は、英検2級~5級受験者を対象とした、英検対策に特化したオンライン学習サービスです。

スタディギア for EIKENの詳細を見る

 

前へ

  • 1
  • 2
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

合わせて読みたい

この記事の筆者について

伊藤 秀彦(いとう ひでひこ)

PROFILE

岩手県盛岡市生まれ。英検1級。現在、関東学院大学国際文化学部非常勤講師。専門は生成文法。大学では、英検対策、英語学などの授業を担当。

おすすめ記事

英ナビ!会員登録されていない方

SIGN IN 新規会員登録(無料)

RANKING / 単語ランキング

英検って?
英検級かんたん測定
英検対策の新しいカタチ
英検受験者専用 専用クーポンコードを使って無料で英語対策