第28回:英語の辞書を使いこなそう(2)<電子辞書編>

本多 敏幸(ほんだ としゆき)
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英語学習にどうしても欠かせないもの、それは辞書です。前回の「基本編」に引き続き、今回は電子辞書に焦点を当てて、辞書を使った学習方法について紹介していきます。

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(前回の「第27回:英語の辞書を使いこなそう(1)<基本編>」はこちら)

 

 

自分の学習レベルに合った電子辞書を使おう

 

電子辞書の長所は何と言っても1台に多くの辞書や学習ツールが入っていることでしょう。英和辞典だけでも2つ以上の英和辞典が入っていたり、和英辞典や英英辞典やその他の辞書も入っていたりするので、電子辞書が1台あれば、様々なことを調べることができます。

 

また、最近の電子辞書には、英語で書かれた物語が入っていたり、英検の対策問題集が入っていたり、単語帳が入っていたりなど、英語の学習を行う際に役立つコンテンツがたくさん収録されているものもあります。

 

電子辞書も、紙の辞書と同様に、学習レベルによって異なるレベルのものがつくられています。購入するときは、収録されているコンテンツを調べ、自分の学習レベルに合った電子辞書を選びましょう。1回買えば、3~4年は使うことになるので、慎重に選んでください。

 

中学生になったばかりのときに買うのであれば、高校受験まで使えるコンテンツが収録されたものを選ぶとよいでしょう。

 

高校生であれば、大学受験や大学に進学しても使える電子辞書を購入するとよいでしょう。逆に言うと、高校生が中学生用の電子辞書を使っていては、難しいことを調べることができません。

 

英語をより深く勉強したい人は、英語の例文が豊富に検索できる辞書(活用辞典や大辞典などが入っているもの)を選びましょう。

 

 

 

電子辞書の機能を使いこなそう

 

【その1】 履歴機能を使って、単語に何度も触れよう

 

電子辞書には紙の辞書にはない機能がいくつか付いています。こうした機能を効果的に活用することで、学習効果が上がります。

 

まず、活用してもらいたい機能は履歴機能です。これは、調べた単語の履歴が見られる機能です。一度覚えた単語は使わなければ忘れてしまいます。単語を確実に自分のものにするためには何度もその単語に触れる必要があります。

 

調べた単語の履歴を見ることによって、何度も触れることができます。「土曜日に履歴を確認する」など自分で決めて、見る習慣をつくりましょう。

 

 

【その2】 音声機能を使って、発音やアクセントを確認しよう

 

紙の辞書には発音記号が書いてありますが、電子辞書では、音声機能で直接音声を聞いて発音やアクセントを確かめることができます。

 

単語を確認する際は、その訳語だけではなく、発音やアクセントも確認することが鉄則です。音声の後について復唱してもよいでしょう。

 

最近の辞書には、書いてある英文を音声化する機能が付いているものがあります。こうした機能があれば、リスニングやスピーキングの学習にも大いに役立ちます。

 

 

【その3】 例文検索機能を使って、英文の意味を確実に理解しよう

 

電子辞書には例文検索機能が付いたものがあります。単語を入れて検索すると、その単語が使われる例文が出てくる機能です。1語だけでも2語以上でも入力することができます。

 

例えば、英語を読んでいて、Don’t make fun of me!「私をからかわないで!」という文の意味が分からないとします。このとき、makeとfunとofを入力することで、make fun ofを使ったイディオムや例文(意味は「~をからかう、物笑いの種にする」)が出てきます。

 

教科書や入試問題などで、分からない文があった場合でも、いくつかの単語を入力することで、それに近い文例が出てくるので、大変便利です。英作文を書く際にも役立つでしょう。

 

電子辞書には多くの機能が付いていて、年々進化しています。せっかく持っていても、その機能を知って使わなければ宝の持ち腐れとなってしまいます。いろいろと試してみて、学習のアイデアを生み出してください。

 

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この記事の筆者について

本多 敏幸(ほんだ としゆき)

PROFILE

千代田区立九段中等教育学校指導教諭。東京学芸大学大学院教育学研究科英語教育専攻修士課程修了。ELEC同友会英語教育学会会長。英語授業研究学会理事。文部科学省「外国語教育における『CAN-DOリスト』の形での学習到達目標設定に関する検討会議」、「中央教育審議会中等教育分科会教育課程部会外国語ワーキンググループ」、「学習指導要領等の改善に関わる検討に必要な専門的作業等(中学校外国語)」協力者。全国各地で教員向けの講演を多数行う。
著書に、本多式中学英語マスターシリーズとして『反復基礎』『短文英単語』『速読長文』、『中学生からの勉強法』(以上文藝春秋)、『中学校新学習指導要領 英語の授業づくり』、『入試英語力を鍛える!授業アイデア&パワーアップワーク40』(以上明治図書)、『若手英語教師のためのよい授業をつくる30章』、『到達目標に向けての指導と評価』(以上教育出版)、『NHK CD BOOK 中学生になるまでに身につけたい! 小学英語 パーフェクト・レッスン』(NHK出版)などがある。

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