英検対策講座【3級】大問1: 短文の語句空所補充問題

本多 敏幸(ほんだ としゆき)
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解答・解説ページ

英検対策講座【3級】

 

Answers ~解答・解説~

 

次の(1)から(5)までの(   )に入れるのに最も適切なものを1, 2, 3, 4 の中から一つ選びなさい。

[英検 2019年度 第3回検定問題より]

 

 

(1)

 

正解: 2

 

A: Do you want to play another game of tennis?

B: No, let's stop. It's getting too ( dark ) to see the ball.

 

  1. free
  2. dark
  3. high
  4. silent

 

 

【 訳 】

A:テニスの試合をもう1回しませんか?

B:いいえ、止めておきましょう。ボールを見るには暗くなり過ぎてきています。

 

【解説】

選択肢はすべて形容詞です。形容詞はものごとの性質、状態、人間の心情等を表す語です。この問題の場合、1文目の内容からAとBがテニスをしていることが分かります。Aがテニスの試合をもう1回しようと誘っていますが、Bはそれを断っています。このあとの文には、断った理由が述べられていると考えられます。また、文中にtooとtoがあることから、「ボールを見るには~過ぎてきている」という意味だと考えられます。ボールが見えにくい状況になっていることから判断して、正解は2のdark「暗い」です。

 

選択肢1は「自由な、無料の」、3は「高い」、4は「静かな、無言の」の意味です。

 

Do you want to play another game of tennis?の文を直訳すると「あなたはテニスの試合をもう1回したいですか?」ですが、Do you want to ~?は、「~しませんか?」と相手を誘うときにも使われます。応答文にNo, let's not.「いいえ、止めておきましょう」とlet'sが使われていることからも誘っていることが分かります。

 

getは後に形容詞を置いて、「~(の状態)になる」の意味があります。この文ではIt's gettingと現在進行形になっていることから、どんどん暗くなってきていることが表されています。

 

[too … to ~]は「…過ぎて~できない」「~するにはあまりにも…」の意味になります。tooのあとには形容詞または副詞が入り、toのあとには動詞が入ります。この構文は「~できない」「~過ぎる」と否定的な気持ちがあるときに使われます。例文を確認しましょう。

 

(例)

I am too tired to study now.

「私は今、あまりにも疲れているので勉強ができない」

 

It rains too hard to go out.

「雨がとても強く降っているので、外出できない」

 

 

 

(2)

 

正解: 4

 

A: Can you ( explain ) this word to me? I don't understand it.

B: Sure. It's not difficult.

 

  1. sell
  2. save
  3. excuse
  4. explain

 

 

【 訳 】

A:この単語を私に説明してくれませんか?それが分かりません。

B:もちろんです。難しくはありません。

 

【解説】

選択肢の単語はすべて動詞です。動詞を選ぶ問題では、その後に置かれる語句との組み合わせを考えることが最も大事です。この問題の場合、「この単語を~する」なので、~の部分に当てはまる動詞を考えます。Aの2文目で「それが分かりません」と言っていることから、正解は4のexplain「~を説明する」です。

 

選択肢1のsellは「~を売る」、2のsaveは「~を救う、~を蓄える」、3のexcuseは「~を許す」の意味です。

 

Can you ~?は直訳すると「~できますか?」ですが、「~してくれますか?」と相手に頼むときにも用いられる表現です。より丁寧に頼むときには、Could you ~?などが使われます。

 

explainは後に目的語を置く他動詞です。よくI'll explain about it.とaboutを付けてしまう人を見かけますが、これは誤りで、I'll explain it.「それについて説明します」と言います。

 

 

 

(3)

 

正解: 4

 

When Keiko woke up this morning, it was ( so ) late that she didn't have time for breakfast.

 

  1. any
  2. too
  3. as
  4. so

 

 

【 訳 】

ケイコは、今朝、目覚めたのがとても遅かったので、朝食を食べる時間がありませんでした。

 

【解説】

大問1には、語と語を組み合わせることである意味を表す熟語や構文の問題が数問入っています。この文では、接続詞that(この後に[主語+動詞]を置く)が使われています。また、thatの直前にはlate「遅い」があることから、[(  )+形容詞+that ~]の構文であると考えられます。正解は4のsoで、「とても…なので~」の意味になります。

 

選択肢2のtooを入れた人もいると思います。これは(1)で説明したように、[too 形容詞(副詞)to ~]の形をとります。ここでは後にthatがあることからsoが正解となります。

 

[so+形容詞+that ~]の文を示しますので、確認しましょう。

 

① Your cat is so cute that I like her.

「あなたの猫はとてもかわいらしいので、私は(その猫が)好きです」

 

② I was so tired that I couldn't study yesterday evening.
「私はとても疲れていたので、昨晩は勉強ができなかった」

 

[so+形容詞+that ~]と[too 形容詞(副詞)to ~]の文は条件が合えば、相互に書き換えることができます。その絶対条件とは、[so+形容詞+that ~]のthatの後の動詞の部分に、「~できない」の意味の語(cannot, couldn'tなど)が入っていることです。①の文には「~できない」の意味が含まれていないことから、書き換えることはできません。しかし、②では、that以下にcouldn'tがあることから、I was too tired to study yesterday evening.と書き換えることができます。

 

 

 

(4)

 

正解: 3

 

My school has students from all over the world. Many languages are ( spoken ) there.

 

  1. speak
  2. spoke
  3. spoken
  4. speaking

 

 

【 訳 】

私の学校には世界中からの生徒がいます。そこでは多くの言語が話されています。

 

【解説】

選択肢はいずれも動詞speakの変化形です。このタイプの問題では、文中の(  )の位置や他に使われている単語を確認する必要があります。(  )の前にはbe動詞のareが使われています。「話されている」だと文の意味が通ることから、受け身の文[be動詞+過去分詞]であることが分かります。したがって、2のspoken(speakの過去分詞)が正解です。

 

動詞の形を問う問題では、次のことを確認しましょう。

 

①文の流れが過去のことを述べている場合 →過去形

(例)I went to the restaurant and ate two hamburgers.

「私はレストランに行ってハンバーガーを2つ食べた」

 

②現在形の文で主語が三人称単数になっている場合 →-(e)sの形

(例)My father sometimes eats sushi.

「父はときどき寿司を食べる」

 

③助動詞(shouldやmustなど)が直前にある場合 →原形

(例)My son can't eat hot food.

「息子は辛い食べ物は食べられない」

 

④Do やDoesで始まる疑問文やdidn'tを含む否定文の場合 →原形

(例)I didn't eat breakfast today.

「今日は朝食を食べなかった」

 

⑤be動詞が直前にあり、進行形になる場合 →-ing形(現在分詞)

(例)My mother was eating something when I got home.

「ぼくが帰宅したとき母は何かを食べていた」

 

⑥be動詞が直前にあり、受け身の文になる場合 →過去分詞

(例)Now sushi is eaten in many countries.

「今では寿司は多くの国々で食べられている」

 

⑦haveが直前にあり、現在完了の文になる場合→過去分詞

(例)I have never eaten Japanese food.

「私は一度も日本料理を食べたことがない」

 

⑧名詞の直後で「~している」と説明を加える場合 →-ing形(現在分詞)

(例)Do you know the boy eating a banana over there?

「あそこでバナナを食べている男の子を知っていますか?」

 

⑨名詞の直後で「~される、~された」と説明を加える場合 →過去分詞

(例)Tempura is one of the dishes eaten by many people.

「天ぷらは多くの人に食べられている料理の一つです」

 

 

 

(5)

 

正解: 2

 

Many people think that Tokyo is ( safer ) than most big cities in the world.

 

  1. safe
  2. safer
  3. safest
  4. safely

 

 

【 訳 】

多くの人々が東京は世界のほとんどの大都市よりも安全だと思っています。

 

【解説】

選択肢はいずれもsafe「安全な」の変化した形です。saferやsafestは比較の文で使われる形です。(  )の後にthan「~よりも」が使われていることから、この文は主語(Tokyo)とthan以下のこと(most big cities in the world)を比較する内容であることが推測できます。このように2つのもの(もしくは人)をthanを使って比べる文には、形容詞(副詞)の比較級が使われます。したがって、正解は2のsafer(safeの比較級)です。

 

選択肢1のsafeは原級と呼ばれます。3のsafestはsafeの最上級です。4のsafelyは「安全に」の意味の副詞です。1と3の語を使った例文を示しますので、確認しましょう。

 

(例)

This town is as safe as your town.

「この町はあなたの町と同じくらい安全です」

 

This town is the safest in Japan.

「この町は日本で一番安全です」

 

比較級を作るには語尾に-er、最上級を作るには語尾に-estを付けます。長めの単語(原則として2音節以上の語)には、-erや-estの代わりに、語の前にmoreやmostを付けます。

 

old - older - oldest 「古い」

important - more important - (the) most important 「重要な」

 

 

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この記事の筆者について

本多 敏幸(ほんだ としゆき)

PROFILE

千代田区立九段中等教育学校指導教諭。東京学芸大学大学院教育学研究科英語教育専攻修士課程修了。ELEC同友会英語教育学会会長。英語授業研究学会理事。文部科学省「外国語教育における『CAN-DOリスト』の形での学習到達目標設定に関する検討会議」、「中央教育審議会中等教育分科会教育課程部会外国語ワーキンググループ」、「学習指導要領等の改善に関わる検討に必要な専門的作業等(中学校外国語)」協力者。全国各地で教員向けの講演を多数行う。
著書に、本多式中学英語マスターシリーズとして『反復基礎』『短文英単語』『速読長文』、『中学生からの勉強法』(以上文藝春秋)、『中学校新学習指導要領 英語の授業づくり』、『入試英語力を鍛える!授業アイデア&パワーアップワーク40』(以上明治図書)、『若手英語教師のためのよい授業をつくる30章』、『到達目標に向けての指導と評価』(以上教育出版)、『NHK CD BOOK 中学生になるまでに身につけたい! 小学英語 パーフェクト・レッスン』(NHK出版)などがある。

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