英検対策講座【3級】大問1: 短文の語句空所補充問題

本多 敏幸(ほんだ・としゆき)
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解答・解説ページ

英検対策講座【3級】

 

Answers ~解答・解説~

 

次の(1)から(5)までの(   )に入れるのに最も適切なものを1, 2, 3, 4 の中から一つ選びなさい。

[英検 2020年度 第1回検定問題より]

 

 

(1)

 

正解: 1

 

A: Is this toy OK for my 3-year-old son?

B: Sure. It's ( safe ) for children over 2 years old.

 

  1. safe
  2. quiet
  3. absent
  4. shocked

 

 

【 訳 】

A:このおもちゃは私の3歳の息子に大丈夫かしら?

B:もちろんです。それは3歳以上のお子さんには安全です。

 

【解説】

選択肢はすべて形容詞です。形容詞はものごとの性質、状態、心情等を表す語です。この問題の場合、1文目の内容からAとBはおもちゃについて話していることが分かります。Aが年齢に合ったおもちゃかどうかをBに尋ねていて、BがSure.と応答しています。この後の文には、おもちゃの説明が述べられていると考えられます。for children over 2 years oldが(  )の後にあることから、「3歳以上のお子様にとって~」の~に当てはまる語を考えましょう。正解は1のsafe「安全な」です。

 

選択肢2は「静かな」、3は「欠席の、不在の」、4は「ショック(衝撃)を受ける」の意味です。

 

overは「~を超えて、~より多く」の意味の前置詞です。over 2 years oldであれば、2歳は含まれず、2歳を超えた年齢、すなわち「3歳以上」の意味になります。英語には日本語の「~以上」に当たる単語はありません。したがって、「3歳以上」と言いたい場合には、3 years old and overなどと表現します。ちなみにmore thanも同様に「~よりも多い」の意味なので、more than 2 years oldは「3歳以上」を表します。ただしover [more than] 200 booksのように数が多く、細かな数にこだわらない場合には、「200冊以上の本」のように「~以上」を使って訳されています。

 

また、under「~の下に」を使った表現もoverと同じです。under 3 years oldであれば「3歳は含まれずに「2歳以下」または「3歳未満」となります。「3歳以下」と言いたい場合には、3 years old or underなどと表現します。

 

「3歳の息子」と言いたいときには、3-year-old sonとハイフンを使って表すことがあります。この場合、複数であってもyearを複数形にはしません。他の例を挙げると、「3週間の休み」であれば、a 3-week holidayと表します。後に名詞を置き、その名詞を修飾(説明)しています。

 

 

 

(2)

 

正解: 4

 

A: How much does it ( cost ) to go to Osaka by train?

B: I'm not sure. Let's ask Kumi. She often goes there.

 

  1. drop
  2. spend
  3. shut
  4. cost

 

 

【 訳 】

A:電車で大阪まで行くのにいくらかかるかな?

B:分からないな。クミに聞いてみよう。彼女はよくそこに行くから。

 

【解説】

選択肢の単語はすべて動詞です。動詞を選ぶ問題では、通常、その後に置かれている名詞の語句との組み合わせを考えることが大事です。Aの英文には(  )の直後に名詞となる語句がありません。しかし、文頭にHow much「いくら」と値段や量を尋ねる語句が使われています。したがって、「いくら~する」の~の部分に当てはまる動詞を考えます。正解は4のcost「(金額・費用)がかかる」です。この疑問文を肯定文の形にすると、It costs (how much) to go to Osaka by train.となります。

 

選択肢1のdropは「~を落とす」、2のspendは「(お金や時間)を使う」、3のshutは「~を閉める」の意味です。

 

もし、文頭が時間の長さを尋ねるHow longであれば、How long does it take to go to Osaka by train?「電車で大阪まで行くのにどのくらい(時間が)かかる?」となり、takeとの組み合わせが適することになります。

 

 

 

(3)

 

正解: 2

 

A: How long does it take you to get to work, Ellie?

B: About an hour. I have to ( change ) trains three times.

 

  1. fall
  2. change
  3. invite
  4. share

 

 

【 訳 】

A:エリー、職場に着くまでどのくらいかかるの?

B:約1時間よ。3度、電車を乗り換えないといけないの。

 

【解説】

大問1には、語と語を組み合わせてある意味を表す熟語や構文の問題が数問入っています。この文では、AがBに、職場に到着するまでの時間を聞いていることから、通勤に関わることを考えるとよさそうです。正解は2のchange「~を交換する」です。change trainsで「電車を乗り換える」の意味になります。

 

選択肢1のfallは「落ちる」、3のinviteは「~を招待する」、4のshareは「~を分ける」の意味です。

 

changeは「~を変える、~を交換する」という意味の動詞です。「~を交換する」の意味で使う際には、後の名詞が複数形になります。交換するには2つ以上ないとできないからです。theなどの冠詞が使われないことにも注意しましょう。例えば、次のように使われます。

 

(例)

change buses「バスを乗り換える」

change seats「席と席を交換する」

 

change以外にも、名詞の複数形を使った表現があるので、覚えておきましょう。

 

make friends with ~「~と友達になる」

take turns「交代する」

shake hands「握手をする」

 

 

 

(4)

 

正解: 3

 

A: Who is that lady ( wearing ) the green sweater?

B: She's my aunt.

 

  1. wear
  2. wore
  3. wearing
  4. wears

 

 

【 訳 】

A:緑色のセーターを着ているあの女性は誰ですか?

B:私の叔母です。

 

【解説】

選択肢はいずれも動詞wearの変化形です。このタイプの問題では、文中の(  )の位置や他に使われている単語を確認する必要があります。(  )の前に名詞のthe ladyがあることからこの名詞を修飾(説明)する語句を置くとよさそうです。名詞を修飾する方法はいくつかありますが、動詞を使う場合には現在分詞(動詞のing形、「~している」の意味を持つ)または過去分詞(動詞の語尾にedを付けたり別の形になる、「~される、~された」の意味を持つ)を用います。この問題の場合、「緑色のセーターを(  )女性」なので、「着ている」が適します。したがって、3のwearingが正解です。

 

名詞の後ろに語句を置いて名詞を修飾する方法(後置修飾)の例を示します。

 

① [前置詞+名詞]を用いる

(例)The lady by the piano is my aunt.

「ピアノのそばにいる女性は私の叔母です」

 

② 現在分詞を用いる

(例)The lady wearing glasses is my aunt.

「メガネを掛けている女性は私の叔母です」

 

③ 過去分詞を用いる

(例)The lady talked to by Mr. James is my aunt.

「ジェームズ氏に話し掛けられている女性は私の叔母です」

 

④ 関係代名詞を用いる

(例)The lady who is walking a dog over there is my aunt.

「あそこで犬を散歩させている女性は私の叔母です」

 

The lady that Mr. James is talking to is my aunt.

「ジェームズ氏が話し掛けている女性は私の叔母です」

 

⑤ 「主語+動詞」を用いる

(例)The lady Mr. James is talking to is my aunt.

「ジェームズ氏が話しかけている女性は私の叔母です」

※関係代名詞を省略していると考えてもよい。

 

 

 

(5)

 

正解: 2

 

A: If you ( remember ), buy me some chocolates while you are in Paris.

B: Sure.

 

  1. remembering
  2. remember
  3. remembered
  4. to remember

 

 

【 訳 】

A:もし覚えていたら、あなたがパリにいる間に私にチョコレートを買ってね。

B:いいとも。

 

【解説】

選択肢はいずれも動詞rememberの変化形です。(4)でも述べたとおり、このタイプの問題では、文中の(  )の位置や他に使われている単語を確認する必要があります。(  )の前には主語のyouがあり、文頭に接続詞のifが使われています。ifは文(節)と文(節)をつなぐ接続詞で、「もし~ならば」の意味です。条件を表す場合、ifの文は現在形で表します。したがって、正解は2のrememberです。もう少し詳しい説明を以下にします。

この文では、パリに行くのは未来のことになりますが、ifの文(節)では「もし~ならば」と条件を示しているので、この部分は現在形で表すルールとなっています。例文を示しますので、確認しましょう。

 

(例)

I am going to play tennis with my brother tomorrow if the weather gets better.

「もし天気が良くなったら、明日、兄(弟)と一緒にテニスをする予定です」

 

If you are too busy, you should ask your friends for help.

「もし忙し過ぎるなら、友達に助けを求めるべきだ」

 

 

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この記事の筆者について

本多 敏幸(ほんだ・としゆき)

PROFILE

昨年度まで38年間、東京都の教員として勤務。現在、千代田区立九段中等教育学校、都留文科大学、文教大学で講師として教えるほか、NHKラジオ「中学生の基礎英語レベル1」の講師として活躍。ELEC同友会英語教育学会会長。学習指導要領の改訂に関わる。また、全国各地で教員向けの講演を行っている。
著書に、本多式中学英語マスターシリーズとして『反復基礎』『短文英単語』『速読長文』(以上文藝春秋)、『中学校外国語新3観点の学習評価完全ガイドブック』、『入試英語力を鍛える!授業アイデア&パワーアップワーク40』(以上明治図書)、『若手英語教師のためのよい授業をつくる30章』(教育出版)、『NHK CD BOOK 中学生になるまでに身につけたい! 小学英語 パーフェクト・レッスン』(NHK出版)などがある。

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