第3回 さまざまな英語外部検定のどれを選べばいいの?

Supported by 株式会社 旺文社

第1回と第2回では「英語外部検定利用入試(外検入試)」を実施する大学が近年、急激に増えていることをお知らせした。今回は外検入試で利用される外部検定(英検、TEAP、TOEFL等)を選ぶ際に何を重視すればいいかをお伝えする。

keisetsu_2021_630_350_03

 

前回の記事: 第2回 英語外部検定利用入試はどんなふうに利用されているの?

 

 

いずれの入試でも、英検の
採用率がもっとも高いことに注目!

 

さまざまな外部検定の中で、どれを選んで受験し、外検入試に利用すればいいのか?

 

まず、検定料が比較的安く、試験会場が近いこと。そして、自分が勉強してきた英語の内容に、出題内容が近いものを選べば高得点を取りやすい。

 

そして、最も重要なことは、さまざまな外部検定の中で、各大学の入試で採用数が多いものを選ぶことだ。

 

21年入試の一般選抜と学校推薦型・総合型のそれぞれで、各検定試験の採用率を以下に示したが、両方とも英検の採用率が最も高い。

 

keisetsu_2021_03_01

 

 

 

英検の準1級~準2級の
レベルをクリアしておこう!

 

22年入試で外検入試にチャレンジしたいと思った場合、各外部検定で「どの程度のレベルをクリアしておけばいいの?」という疑問もあるだろう。

 

21年入試において、それぞれの試験で求められたレベルを、英検の級に換算したものを下のグラフにまとめたが、2級レベルがひとつの目安となっていることがわかるだろう。

 

一般選抜と学校推薦型・総合型で比べると、一般選抜のほうが比較的高い英語レベルが求められている。一方、学校推薦型・総合型では面接などを含め多面的な評価を行うため、英語力の基準を一般選抜ほど高くしていない。

 

■2021年の外検入試で求められた英語レベル
(英検の級に換算)

keisetsu_2021_03_02

*英検を対象として、各入試で設定されている級とCSEスコア(すべての級の共通尺度に沿った得点)をCEFR(⇒ヨーロッパ共通参照枠。外国語学習者の修得レベルを、最上位のC2から最下位のA1までの6段階に分けて評価するもの)に当てはめて算出。C1≒1級、B2≒準1級、B1≒2級、A2≒準2級、A1≒3級。

 

【POINT】
外部検定を選ぶ際、重視することは4つ
① 多くの大学の入試で利用できる
② 検定料が安い
③ 試験会場が近くにある
④ 「国産」の検定(日本の英語学習者向けに作成された問題)

 

「英語外部検定利用入試」徹底利用のためのABC! リストページ

https://www.ei-navi.jp/news/gaiken-nyushi_2021/list/

 

 

 

この記事は「螢雪時代(2021年5月号)」より転載いたしました。

 

おすすめ記事

英ナビ!会員登録されていない方

SIGN IN 新規会員登録(無料)

MY NOTEBOOK

マイ単語帳へ