第10回 苦手克服!使える英文法の勉強法: 本多敏幸先生の英語学習アドバイス

本多 敏幸(ほんだ・としゆき)
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今月も本多敏幸先生が、英語力アップのためのアドバイスを送ります。第10回は、英文法の学習方法です。知識として覚えるだけでなく、文法を使って表現力をアップする練習方法をお伝えします。

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4月から2カ月が経ち、学校の行事、部活動、定期テストなどで忙しくなる時期ですね。英語の学習は順調でしょうか。

 

今回は、文法の学習方法に焦点を当てたいと思います。文法は、「聞くこと」「話すこと」「読むこと」「書くこと」のすべての基本になります。単なる知識ではなく、使える文法を身に付けましょう。

 

 

 

【1】英文法が苦手な人へ!2つのポイントを押さえよう

 

「自分は文法が苦手」と思っている人がたくさんいるようです。例えば、「三単現」などの文法用語が出てきただけで、苦手意識が働いて「分からない、やりたくない」と思ってしまう人。あるいは、問題集をこつこつ解くのが苦手だから文法は苦手、という人もいると思います。

 

そのように「自分は文法が苦手」と思い込んでいる皆さんにお伝えしたいのは、英語の文法で最も大切なことは次の2つのポイントだということです。

 

■Point 1 語順

 

 一つ目のポイントは語順、つまり文の中の単語の並べ方です。単語を知っていたとしても、正しい語順がわからないと内容を正しく理解したり伝えたりすることができません。

 

例えば、Emma likes Mike.(エマはマイクが好き)とMike likes Emma.(マイクはエマが好き)は、単語は同じですが語順を変えることで意味がまったく異なっていますね。

 

■Point 2 動詞(時制)

 

 そしてもう一つ目のポイントは動詞(時制)です。

 

例えば、I use a dictionary.は現在形の文で、時をあまり意識せずに、単に「辞書を使うこと」を相手に伝えています。動詞の形を変えて、I used a dictionary.にすると、過去の出来事であることを伝えることができます。

 

動詞自体の形の変化や、他の語句を付け加えることで、時制を表したり意味を加えたりできるようになり、多くのことが表現できるようになります。

 

「英語の文法」とは、主にこの2つ、語順と時制(動詞)のことを指します

 

英文を作るには、主語と動詞を置き、目的語や補語、修飾語句を加えますね。伝えたい内容にあった動詞の形を使えるようになること、またこれらの語句を文の中の適切な場所に置くルールを知ることが文法の学習なのです。

 

 

 

【2】使える英文法をどのように身に付けるか

 

それでは、文法を知識として知るだけではなく、使えるようにするために、具体的にどのような練習をすればよいのでしょうか。

 

例えば、現在完了形を使えるようになるための学習方法を考えてみましょう。

 

《現在完了形の知識》

  • 現在完了形の形は[have(has)+過去分詞]です。
  • 現在完了を使う場面や状況は、現在も関連させて言いたいときです。「現在まで継続している」「現在までに経験している」「現在までに完了している(完了していない)」などを言いたいときに使います。
  • 意味は「ずっと~しています」「~をしたことがあります」「~をしています」などです。
  • forやsince、alreadyやyet、beforeやthree timesなどの語句をよくいっしょに使います。

 

上のような知識を頭で覚えるだけでは、現在完了形を使えるようにはなりません。練習が大切です。

 

ただし、have doneやfor a long timeなど一部分を練習するのではなく、英文そのものに慣れる練習をしましょう。

 

一番簡単な練習方法は口に出して言ってみることです。何度も言ってみてください。そして、英文を見ないで言えるようになったら、今度は何も見ないで書いてみましょう。

 

さらに、自分に当てはまる英文を言ったり書いたりすることもお薦めです。その際、関連したことも一緒に言ったり書いたりします。

 

例えば、I have been to Hokkaido.(私は北海道に行ったことがあります)だけではなく. I went there when I was eight.(私は8歳のときにそこに行きました)のような文を加えて、複数の文で表現するようにします。

 

これまで習った文法事項も含めて考えることで、使える文法の幅が広がっていきます。

 

ときどき、教科書に出てくる英文の文法を自分で説明できるか試して、文法が理解できているか確認してみてください。基本的な文法を身に付けて、表現できることを増やしていきましょう。

 

「本多敏幸先生の英語学習アドバイス」リストページ

https://www.ei-navi.jp/news/honda/list/

 

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この記事の筆者について

本多 敏幸(ほんだ・としゆき)

PROFILE

東京都の教員として38年間勤務。現在、千代田区立九段中等教育学校、都留文科大学、文教大学で講師として教えるほか、NHKラジオ「中学生の基礎英語レベル1」の講師として活躍。ELEC同友会英語教育学会会長。学習指導要領の改訂に関わる。また、全国各地で教員向けの講演を行っている。
著書に、本多式中学英語マスターシリーズとして『反復基礎』『短文英単語』『速読長文』(以上文藝春秋)、『中学校外国語新3観点の学習評価完全ガイドブック』、『入試英語力を鍛える!授業アイデア&パワーアップワーク40』(以上明治図書)、『若手英語教師のためのよい授業をつくる30章』(教育出版)、『NHK CD BOOK 中学生になるまでに身につけたい! 小学英語 パーフェクト・レッスン』(NHK出版)など多数。

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