2025年度入試から新課程入試がやってくる!

2022年度4月入学の高校1年生から、授業は新しい学習指導要領(文部科学省が定める教育課程の基準)で行われています。それに伴い、2025年度入試からいわゆる「新課程入試」が始まります。新しい入試を迎え入れる心の準備を今からしておきましょう。

 

 

 

大学入学共通テストから探る新課程入試

 

新学習指導要領は「生きて働く知識・技能の習得」「未知の状況にも対応できる思考力、判断力、表現力等の育成」、「学びを人生や社会に生かそうとする学びに向かう力・人間性等の涵養(かんよう)」といった「資質・能力の三つの柱」を育成することが目的です。その掛け声のもと、新しい教科が設置され、教科内での科目の見直しが行われました。この学習指導要領の改定とともに、2025年度入試から大学入学共通テストも、これまでの6教科30科目から7教科21科目となり、科目としてはスリム化されます。教科に「情報」が加わり、科目の新設・併合が見られますが、科目の変更点はここでは触れません。時間については、国語が80分から90分に、数学が60分から70分になります。現行の共通テストは、問題文が長いことで速読や読解力が求められますが、受験生には少しありがたい変更かもしれません。

 

 

新課程で学んでいない浪人生には経過措置あり

 

共通テストがどんな試験になるのか、2022年11月に共通テスト試作問題が公表され、さまざまな予備校・塾で分析されているので、参考にするとよいでしょう。ただ、難易度や問題の構成など変更されるかもしれないので、直前まで情報収集は忘れずに。心配なのは、浪人して2025年度入試を受験するかもしれない4月からの新・高3生でしょう。ただ、既卒生に向けては経過措置がとられるということなので、安心して今の勉強を続け、現役合格を目指してください。また、大学側からも少しずつ新課程入試についての情報が公表されています。国立大学では、6教科8科目を必須とするケースが多く、公立大学では3〜4教科で受験可能な場合も。私立大学はまだ情報が少ないので、各大学のホームページで随時確認して、受験に備えてください。

 

 

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