「数学は苦手・・・」なんて言ってられない、これからの社会に必須の力とは

[PR] 世界のデジタル化が進む中、「論理的思考」は、あらゆる分野で必要な基礎力です。それでは、「論理的思考」を小さな頃から育むには、どのような取り組みから始めればよいのでしょうか。

202004_kyo-kai_main

 

 

世界各国が理数教育を重視するわけ

 

最近よくSTEM教育という言葉を耳にしますが、どういう意味かご存じでしょうか。STEMとはScience(科学)、Technology(技術)、Engineering(工学)、Mathematics(数学)のそれぞれの頭文字を取った言葉で、科学・技術・工学・数学の教育分野を総称したものです。

 

S: Science(科学)
T: Technology(技術)
E: Engineering(工学)
M: Mathematics(数学)

 

STEM教育とはこれら4つの学問に力を注ぐ教育モデルのことで、アメリカでは2000年代から官民連携の国家戦略として進められました。先進技術を担う人材育成や国際競争力強化を目的として、今では世界中の多くの国でSTEM教育が導入され、国の主導のもと進められています。

 

日本でも、2019年に政府が発表した「AI戦略」の中で、小学校から大学、社会人まで幅広くAIリテラシーを学ばせる教育改革に踏み切ることが示されました。STEM分野の興味関心を高め、さまざまな社会課題と理科・数学の関係を早い段階から理解することで、技術を活用して課題を解決する思考の経験を蓄積していきたいとしています。

 

 

 

プログラミング教育が必修化

 

新しい学習指導要領のもと、今年の4月から全国の小学校で「プログラミング教育」が必修化されました。これもSTEM教育の一環といえます。2021年度には中学校、2022年度には高校でもプログラミング教育が必修になります。

 

この「プログラミング教育」は、単にプログラミングのスキル習得や、プログラマーの養成を目的としているわけではありません。

 

プログラミング教育の意図は、「プログラミング的思考」つまり論理的思考力を育むことです。文部科学省は「プログラミング的思考」は、「子供たちが将来どのような職業に就くとしても時代を越えて普遍的に求められるものである」としています。

 

つまり、プログラミングに欠かせない論理的な思考力は、IT関連業界に限らず、社会のあらゆる分野ですべての人にとって必要となる基礎力と考えられているということなのです。

 

 

 

中学から数学が苦手に?

 

では肝心の子供たちの意識はどうでしょうか。

 

「令和元年度学校基本調査」(文部科学省)によれば、理学、工学、農学、医歯学、薬学の学科に在籍する大学生の人数は、全学生全体の数の26.2%となっています。

 

これを20年前の数字、10年前の数字と比べてみましょう。20年前の平成11年は29.8%、10年前の平成21年は26.8%でした。数字からは、これらの学問が敬遠される傾向にあるといえそうです。

 

「平成31年度(令和元年度) 全国学力・学習状況調査 報告書」(国立教育政策研究所)では、「算数〔数学〕の勉強は好きですか」という質問に「当てはまる」と答えた割合は、小学生では40.7%ですが中学生は30.9%です。

 

また、「算数〔数学〕の授業で学習したことは、将来、社会に出たときに役に立つと思いますか」という質問に対しては「当てはまる」と答えた子供の割合は小学生では72.3%であるのに対し、中学生では40.3%という結果でした。

 

中学に入学してから勉強が難しくなったと感じ、小学生の時に比べて興味関心を失ったり苦手意識を持ったりする子供たちが多いようです。

 

質問 当てはまると答えた割合(小学生) 当てはまると答えた割合(中学生)
算数〔数学〕の勉強は好きですか 40.7% 30.9%
算数〔数学〕の授業で学習したことは、将来、社会に出たときに役に立つと思いますか 72.3% 40.3%

 

 

 

学習にはスマホやスキマ時間を活用しよう!

 

いっぽうで、生まれたときから周囲にインターネット環境があり、幼いころからスマートフォンやタブレットに触れる機会があった子供たちは、デジタル機器やアプリを感覚的に使いこなすことに長けています。

 

文部科学省が打ち出した、小中学校にPC(タブレット)を一人1台配置する構想、また企業等が提供するスマホやタブレットを使った様々なオンライン学習サービスの拡充など、学校でも家庭でも学び方の選択肢はこれまでより大きく増えてきています。

 

特に部活などで忙しいことが多い中学生にとっては、アプリを使ったスキマ時間の学習はとても有効な手段です。

 

例えば、「数と式」は中学の数学の入り口である特に重要な分野ですが、この「数と式」を学習するための教材に、数学学習WEBサービス 『数学者を召喚したらイケメンだった』(※)があります。

 

数学学習WEBサービス『数学者を召喚したらイケメンだった』

※サービスの利用にはスタディプラットフォームへの会員登録が必要です。
※「数学者を召喚したらイケメンだった」はステージ1までは無料でご利用いただくことができ、ステージ2以降は月額600円でご利用いただけます。

 

このアプリの特徴は多彩なイケメンキャラクターが登場するストーリーとゲームの要素ですが、それだけでなく、ストーリーを楽しみながら同時に興味と理解を深められるようにうまく設計されています。「数学の面白さ」に気づくことで苦手意識のハードルを超えれば、その他の「図形」「関数」などの系統に進むことができそうです。

 

この他にも、様々な学習教材やサービスを目にすることが多いのではないでしょうか。いろいろ試して、子供に合った学び方を見つけてみるといいでしょう。自主的に学習に取り組めるよう、本人の興味にあった方法を取り入れることをおすすめします。

 

※このコンテンツは、公益財団法人日本英語検定協会の承認や推奨、その他の検討を受けたものではありません。

 

英ナビ!会員登録されていない方

SIGN IN 新規会員登録(無料)

MY NOTEBOOK

マイ単語帳へ