総合型選抜・学校推薦型選抜ってどんな入試?

大学進学を考えるとき、志望校の次に決めなければいけないことは、“どの入試で受験するか”です。今回は、総合型選抜・学校推薦型選抜の特徴をチェックして、自分にはどのタイプの入試が合っているのかを考えていきましょう。

 

総合型選抜・学校推薦型選抜は、いまでは一般選抜と並び、半数以上の受験生が利用している入試です。でも総合型選抜・学校推薦型選抜には特別な実績が必要だから自分には関係ないと思っていませんか? そんなことはないんです。確かに実績も大切ですが、それ以上に人物を重視している大学が増えているからです。

 

 

 

輝かしい功績がないと総合型選抜・学校推薦型選抜は受けられない?

 

部活の大会で優勝した、数学日本一に輝いたなど、素晴らしい功績がないと総合型選抜・学校推薦型選抜は受けられないと思われがちですが、実は、功績はそれほど関係ないのが実情です。スポーツ推薦などでは、全国大会入賞などが出願要件になっているケースもありますが、多くの入試では、そのような特別な体験をしていなくても出願が可能です。これらの入試を行う大学で共通しているのは、選抜において受験生の人物を重視しているということです。人物を見て、学部・学科が「求める学生像」とのマッチングを考え、今後の伸び代に期待できる受験生を受け入れているのです。

 

 

 

総合型選抜と学校推薦型選抜を詳しくチェック

 

総合型選抜と学校推薦型選抜の違いを見ていきましょう。「総合型選抜」は、受験生が学校の求める学生像に合っているかどうかを見る試験です。そのため高校時代の経歴などは必須でなく、調査書や志望理由書などの提出、面接、プレゼンテーションなどの課題を通して、志望大学への入学意欲や目的意識の高さを評価しています。

「学校推薦型選抜」は、その大半は高等学校長からの推薦が必要となります。そのため一定以上の学業成績や課外活動の実績などが評価される試験です。一芸に秀でていたり、活動に打ち込んだ実績があると有利になるでしょう。

 

 

 

「選ばれる人物」になるために、高校生活を振り返りましょう

 

総合型選抜・学校推薦型選抜を狙う高校生は、早い段階から高校時代に取り組んできたことを振り返っておくといいでしょう。部活でも委員会でも頑張ってきたことを思い出してください。たとえ部長や生徒会長などのポジションに就いていなくても、その活動の中で、どれだけ自分の役割を果たすことができたかが重要です。面接では、活動を通して自分がどう成長したか、また失敗から何を学んだか、困難をどう乗り越えたかなどを見極めています。さらに英検®などの資格を持っていると得点加算を受けられる大学もあるので、積極的に活用してみましょう。

出願は「総合型選抜」は主に9月以降、「学校推薦型選抜」は11月頃から始まります。志望する大学のスケジュールや入試の条件を確認し、高校3年の夏休みまでに備えておく必要があります。1日も早く準備をスタートしておきましょう!

 

 

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