いよいよ共通テストへのカウントダウンがスタート!

9月末から10月は共通テストの出願期間となります。いよいよスタートする受験の本格シーズン。代々木ゼミナール教育事業推進本部長・佐藤雄太郎氏が傾向と対策を解説してくれました。

 

 

 

2023年度入試に向けて2022年度を振り返ってみよう

 

前回の2022年度入試で、2回目を迎えた共通テストは、初回より大幅に平均点が下がりましたが、国公立は志願者数に大きな増減はなく、ここ数年の傾向通り地元志向が目立つ結果となりました。代々木ゼミナール教育事業推進本部長・佐藤氏は次のように分析します。

「公立大は若干志願者数が減りましたが、国公立大全体としては微増。21年度共通テストの平均点の高さから志願者減が懸念されていたものの、22年度も積極的に出願している様子がうかがえました。私立大は21年度入試で14.3%もの志願者減でしたが、22年度入試ではおおむね回復しています。ただ、総合型選抜に約6割がシフトしてきているので、一般選抜の志願者は減少傾向に。注意してほしいのは、志願者が減っても決して合格しやすくなったわけではないことです」

 

国公立と同様に、最近は私立でもコロナ禍、もしくはそれに伴う経済状況の影響のせいか、地元から出ない受験生が目立っています。

「地元志向は、22年度は多少緩和されたものの、関西や東海、九州圏でも福岡では、地元の難関私大でいいじゃないかという層が見られます。また、滑り止めをあまり受けず、受験校を絞り込む傾向も相変わらず続いています」と佐藤氏は語ります。

さらに「総合型選抜で年内合格を決めたいという受験生が増えつつあります。とはいえ、総合型選抜もやはり狭き門なので、十分な準備をしておかないと合格には届きません」とも。

9月1日から総合型選抜の出願が解禁となり、9月26日から10月6日までは共通テストの出願期間となります。いよいよ、受験生にとって受験の本格シーズンがスタートします。しっかり準備をして挑みましょう。

 

佐藤雄太郎

取材協力:佐藤雄太郎(さとう・ゆうたろう)氏

代々木ゼミナール教育事業推進本部本部長

 

 

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