第6回(最終回) 英語外部検定、利用しないともったいない!
2022/10/17
これまで5回にわたって英語外部検定利用入試について特集してきましたが、いよいよ最終回です。これまでのポイントを振り返りつつ、英語外部検定を活用するメリットをまとめてみました。
英検®、TOEFLやTOEICなど民間企業が実施する英語検定試験の成績を、大学受験に利用する「英語外部検定利用入試」。今や多くの大学で採用されて、今後その動きはますます広がっていくことが予想されます。受験生にとっては、英語外部検定を受けておいた方が絶対にお得!と言っても過言でありません。
メリット① チャレンジできる回数が多い!
通常の大学受験では一発勝負になりますが、英語外部検定は、年に複数回実施されているものがほとんどです。例えば英検®(従来型)は年に3回、「英検S-CBT®」では4月~7月、8月~11月、12月~3月の各検定期間に、同じ級を2回まで受験することができます。極端な話をすれば、英語外部検定は年間に十数回受験することが可能。つまり、目標としている級やスコアに達するまで何度もチャレンジすることができるんです。
メリット② 受験の負担を軽減!
大学によっては、英語外部検定の級やスコアに応じて「試験免除」や「得点換算」、「加点」といったアドバンテージを設けています。試験免除になれば英語以外の受験科目に専念できますし、得点換算や加点の場合でも、英語対策にかかる負担は大きく減ることでしょう。
メリット③ 受験合格の決め手に!
英語外部検定の級やスコアを持っていれば、出願書類の評価や合否判定の際に参考にされるケースがあります。当落線上に複数の受験生がいた場合、英語外部検定の成績が合否を分けることになるかもしれません。また、特待生の資格取得や内申点に加算されるというメリットも。
メリット④ 資格を何度でも使える!
英語外部検定利用入試は多くの大学で採用されているので、英語外部検定の級やスコアを取得しておけば、志望校だけではなく、複数の大学でも使うことができます。さらに、大学入試だけでなく、将来の海外留学や就職、転職の際にも英語力の証明として活用できます。
このように、英語外部検定は受験生にとってはメリットづくめ、志望校合格への近道だということが、おわかりいただけたことと思います。なかでも英検®は、英語外部検定を活用している大学のうち95%以上(「スタギア大学受験」調べ)が採用しており、他の英語資格試験に比べて検定料が安く、さらに試験会場も多いことから、高校生にとって最もチャレンジしやすい検定です。ぜひともこの大きなアドバンテージを活用し、受験合格を実現してください!
★“英語の資格”が使える入試! 英語外部検定利用入試 記事一覧
https://www.ei-navi.jp/news/gaiken2022/list/
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