【大学のコレ知ってる?】 今どきの学生食堂事情

大学生になった時のことを想像する時、楽しみの一つに学生食堂(以下、学食)があるのではないでしょうか?ランチをするだけでない、最新の学食情報を知りたくありませんか?

 

 

お金のない学生の味方、学食がさらに進化

 

学食といえば、「早い!安い!うまい!」の三拍子揃ったカフェテリア方式が基本です。カフェテリア方式とは、トレーに自分の好きなものを選んで乗せて、最後にまとめて会計するスタイル。定食や丼、麺類などメインの他、小鉢やデザートも選べたりします。その日の気分や体調、懐具合で調整できるのが魅力です。

焼き立てパン屋さんのある学食も少なくありません。たとえば成城大学のベーカリー&カフェ「SEIJOちかぱん」では、最新のコーヒーマシンで淹れたコーヒーと共に、たくさんの種類の焼き立てパンが提供されます。

今はおしゃれなカフェ風の学食が増えていますが、昔のままで秀逸な雰囲気を誇るのは、立教大学池袋キャンパスの第一食堂です。「まるでハリー・ポッターの世界みたい」と訪れる人をときめかせます。

そんな学食事情も進化しています。ランチだけでなく、朝食を提供する大学もあるのを知っていますか? それも「100円朝食」というから驚きます。

「100円朝食」は、朝食をとらない大学生や経済的に朝食をとれない一人暮らしの大学生の体の不調を防ぐために、安価で朝食を提供することで生活改善を促し、学生生活を健やかに過ごしてもらうための施策です。2006年に始めた慶應義塾大学が発祥と言われ、今では全国の大学に広がっています。なかには龍谷大学「百縁夕食」のように、100円で夕食を提供する大学もあります。

 

 

学食の枠を飛び出した大学フード事情

 

100円朝食があるかと思えば、ちょっとハイクオリティなレストランがある大学もあります。東京大学の「Lever son Verer(ブラッスリー ルヴェソン ヴェール)駒場」ではフレンチカジュアルをいただけ、時にワイン会などのイベントも行われます。大正大学の「座・ガモール クラシック 鴨台食堂」はなんと1926年設立の歴史があり、元プリンスホテルのシェフが腕をふるう、地元に根付いたレストランです。

女子栄養大学にも、近所で人気の「松柏軒」というおもてなし料理のレストランがありますが、さらにユニークなのは大学併設の専門学校の学生による菓子工房「プランタン」の存在です。ケーキ、パン、焼き菓子などが製造直売されていて、手土産にも喜ばれます。

学生が関わるといえば、東洋大学の「学食プロジェクト」。食に関わる学部を集めた朝霞キャンパスの学食「Umart!」は、学生が企画・運営を任されて2024年に開設されました。学食もまた学びの場となり、学生を刺激します。

また、コロナ禍以降に増えたのが、テイクアウト用にお弁当やスープなどランチボックスの販売やキッチンカーです。キャンパスの敷地内に日替わりでキッチンカーがやってきて、エスニックな料理やクレープなど、学食とは異なる食事を楽しめます。

キャンパス内にはおしゃれなリラックススポットがたくさん。テイクアウトして、芝生やベンチなどで青空ランチをしたり、研究室や空き教室で食べたり、自分流の食事ができるでしょう。

なんだか大学生になるのが楽しみになってきませんか?

 

 

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