【大学のコレ知ってる?】大学の併設ミュージアムがすごい!

大学にミュージアムがあるって知っていますか? 様々な研究資料を収集してきた大学だけあって、その知見を広く公開すべくミュージアムを併設する大学は少なくありません。しかもそのほとんどが無料! 志望校見学のついでに、少し知的なアミューズメントパークとして利用してみましょう。

 

 

自分好みのミュージアムが必ずある!

 

TVドラマ「ソロ活女子のススメ5」(テレビ東京、2024年)の第4話で江口のりこさん演じる主人公が訪れたのが、東京農業大学の“「食と農」の博物館”です。卒業生たちが働く蔵元の酒瓶がずらりと並ぶエントランスはインスタ映えスポットとしてかなりオススメです。他にも大学の特色を活かした大学併設ミュージアムはたくさんあります。

芸術系の大学なら、国立音楽大学の“楽器学資料館”は、世界の楽器展示の他、演奏家によるレクチャーコンサートがあります。音楽好き必見です。

美術好きなら東京藝術大学の“大学美術館”。上野の本館以外に、取手館では2024年竣工の収蔵棟でスタッフによるガイドツアーも受けられます。随時、展覧会が開催されていますが、有料となるので展覧会ごとに確認して出かけましょう。

こちらも有料ですが、自治体と大学の共同事業として運営されているのが、京都精華大学と京都市による“京都国際マンガミュージアム”です。総延長200メートルの書架「マンガの壁」には約5万冊のマンガがズラリ。圧巻です。

子どもの頃から恐竜大好きという人も多いはず。そんな人にオススメは、岡山理科大学の”恐竜博物館“です。日本唯一のゴビハドロスの骨格標本が見られます。

数学好きには、東京理科大学の“数学体験館”。数学者・秋山仁氏指導の元に開館した、数学を楽しみながら学べる施設です。

 

 

学びの舞台になるミュージアムから歴史的建築物まで

 

どうせなら、大学入学後にミュージアム運営に関わってみたいですよね。それができるのが、慶應義塾大学の“慶應義塾ミュージアム・コモンズ(KeMco/通称ケムコ)”と、東海大学の“歴史と未来の博物館”です。ケムコでは、学生スタッフが展示に合わせたイベントを企画しています。東海大学は、学芸員志望の学生によるイベントがある他、学生が遺物のナンバリングなど収蔵品を整理する機会もあります。

島根大学には“総合博物館”がありますが、なんと大学キャンパスそのものが遺跡指定となっていて、学内で遺跡調査研究ができるから驚きです。

もともと敷地にあった貴重な場所・建物を記念館や資料館として運営する大学もあります。明治大学生田キャンパスの“平和教育登戸研究所資料館”は、秘密戦の研究施設だった戦争遺跡です。日本軍がアメリカまで飛ばす気だった風船爆弾の模型も見られます。立教大学の旧江戸川乱歩邸(大衆文化研究センター)は、ミステリー好きの聖地巡礼スポットです。改修工事も終わり、2025年5月19日から一般公開が再開されます。

岩手大学の“農学部農業教育資料館”や熊本大学の“五高記念館”は建物そのものが重要文化財指定です。演劇人を多く輩出する早稲田大学らしい“早稲田大学演劇博物館”もまた、瀟洒(しょうしゃ)なレトロ建築で、新宿区の有形文化財に指定されています。演劇に興味ある人だけでなく、建築物が好きな人も必見です。

他にも博物館のある大学はたくさんあります。近くの大学に博物館がないか調べて、さっそく出かけてみましょう!

 

 

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