年が明けると、高校3年生は共通テストを皮切りに一般選抜期間に突入です。準備は万端ですか? しっかり勉強してきたものの、試験当日には意外なトラブルが起きることも。いろいろな事例を知って、何があっても慌てず対応できるようにしておきましょう。
遅刻しても受験可能。ただし、力を発揮できないので避けるべし
日々の通学でも交通機関の遅延はつきものですよね。試験当日も然り。対策は自宅を早めに出るに限ります。遠方の試験会場で受験する場合は、できれば前日から試験会場に近い場所に宿泊するとよいでしょう。慣れない土地では迷いがちですし、突然の大雪で交通網が麻痺することもあります。徒歩圏内での宿泊は、交通の遅延、悪天候、忘れ物などあらゆるトラブル回避につながります。
それでも毎年のように遅刻者は必ずいます。基本的にどの大学でも20〜30分程度(共通テストは20 分。ただし、英語のリスニングテストは途中入室不可)の遅刻は入室できるので諦めないでください。さらに悪天候など受験生全般に影響のある交通遅延の場合は、大学が開始時間を遅らせることもあるので慌てずに会場に向かいましょう。ただ、いずれにせよ遅刻は十分に力を発揮できないので避けたいものです。
不測の事態で遅刻しそうな時に備えて、駅からタクシーを利用できるよう現金を多めに準備しておきます。これは、複数の試験会場をもつ大学で、会場を間違えた時にも安心です。
当日は、早めに試験会場入りし、気持ちを落ち着かせる時間を取りましょう。
受験票を忘れても受験はできる!ただし、対応に時間がかかるので避けるべし
遅刻同様によくあるのが忘れ物です。まずは前日に準備をすること、そして確認することを怠らないでください。受験票、生徒手帳、スマホ、現金+交通費(交通系ICカードには十分なチャージを)、筆記具、時計、テイッシュ、ハンカチ、午前と午後にまたがる場合は、飲み物と昼食も必要です。
受験票は万が一、忘れても仮受験票を発行してもらえる大学がほとんどなので、慌てず受付で申し出ましょう。その際、本人確認のために生徒手帳が必要なことがあるので、いずれにせよ忘れ物は避けたいところです。
インターネット出願の場合、スマホで志願票を見せるケースも増えています。バッテリー切れが起きた時のことも考えて、スマホ用モバイルバッテリーも用意しておくと安心です。志願票のプリントアウトが必要な場合は、前日までに済ませておきます。当日、途中のコンビニでプリントしようと思っても、混んでいたら遅刻するかもしれません。
予測不能なトラブルは、試験会場でコロナやインフルエンザなどに感染すること。発症してしまうと翌日以降の試験が受けられないこともあるので、マスクや手の消毒など基本的な防止策をしっかりすることを忘れずに。また、試験会場の温度に合わせて調整できるよう、着脱しやすい服装をオススメします。
さあ、ベストな状態で試験に臨みましょう!
