4月からは、進級し、新生活が始まります。大学受験を考えている人は、この時期に志望する学部学科を決めて、1年間の学習スケジュールを立ててみませんか? 大学で何を学びたいのかわからない、そんな人に学部学科選びの基本をお伝えします。
学部学科選びはどうして早く始めた方がいいのか?
学部学科選びを早い時期に終わらせると、受験対策を計画的に進められます。これは、高校3年生だけでなく、高校1・2年生にとっても有効です。また、大学のオープンキャンパスに出かけても、目指す学部学科のブースを効率的に見学できます。
さらに、総合型選抜と学校推薦型選抜などいわゆる年内入試が主流になりつつある今、とりわけ難関大学の年内入試には早期からの準備が求められます。大学や学部学科ごとに出願方法や評価方法は異なり、それに合わせた対策が必要だからです。
一般選抜を考えている人でも、大学の学部学科によって受験科目が異なるので、どの科目に力を入れたらよいか、早めに方針を決めたいものです。さらに、高校での科目選択にも関係があります。大学入学後に必要な学び、たとえば医療系に進学するなら「生物」「化学」、歴史系の学部なら「世界史」「日本史」など専門となる学問の基礎知識となる科目を検討したいからです。
学びたいことが決まっていない人のための学部学科選び
しかし、まだ何を学びたいかまったく決めていない人にとっては、早期の学部学科選びは困難でしょう。そんな人は、次のステップで自分の興味を深掘りしてみましょう。
①職業から考える
職業が思いつかなければ、どういうスタイルで働きたいかを考え、そのスタイルで働ける職業をピックアップしてみましょう。職業図鑑のようなもので、自分ができる仕事をピックアップしてもよいでしょう。それができたら、その職業につくためにどんな学びが必要か考えます。
②好きなことから考える
医師=医学部など、職業と直結する学部学科でなければ、必ずしも職業を意識した学部学科選びをしなくてもかまいません。職業と関係なく、好きなことを学んでもよいのです。文学が好きだから文学部、絵を描くことが好きだから芸術学部、スポーツが好きだから体育学部でもかまいません。
③過去に心が動いたことから考える
これまで心が動かされた経験は何だったのかを振り返ってみます。飢餓で苦しむ海外の子どもを助けたいと思ったことがあるなら「国際協力をしたいのか」「政治で社会を変えたいのか」「経済で解決したいのか」。街中の広告が気になるなら「デザインを学びたいのか」「購買心理に関心があるのか」「キャッチコピーを作りたいのか」、そんなこともヒントになります。
まずは①〜③を手がかりに、どんな学びがあるかAIに聞いてみてもいいでしょう。学部学科をリストアップできたら、具体的にどこの大学で学べるかを調べます。同じ学部学科名でも、大学や教員によって学べる分野に差異があります。より自分の関心に近い学問がある大学を探りましょう。
