大学進学にお金がかかるのは言わずもがなです。そのため、経済的に大学進学を諦める人がいます。学ぶ意欲や能力があるのに、お金がない。そんな人の助けになるのが「奨学金」ですが、奨学金は多種多様。経済的に余裕がない人だけでなく、条件が揃えば誰でも利用できる奨学金もあります。
「貸与奨学金」より「給付奨学金」を目指そう!
一般的に知られているのは日本学生支援機構の奨学金でしょう。給付奨学金には学力基準のものと家計基準のものがあります。また、海外留学支援の他、2024年度からは「多子世帯」「理工農系」の支援も拡充されています。特に多子世帯の学生に対しては、所得制限なく、授業料・入学金が一定額まで減免されます。
学力基準のものは、進学前に申請できる「予約採用」の場合、「高校1年次から申込時までの評定平均値が5段階評価で3.5以上」なので、勉強に自信がない人でも努力次第では手に届く可能性があります。進学後に申請する「在学採用」もあるので、必要に応じて申請時期を間違えないよう、日本学生支援機構のホームページなどで確認しておきましょう。
「給付奨学金」の対象となる条件が揃わない場合、利用できるのが「貸与奨学金」です。誰でも利用しやすい一方で、気をつけたいのが「貸与=借金」で、いずれ返済しなければならないことです。卒業後、働いて得られた収入から返済していくのは実際のところかなり大変です。貸与奨学金は最後の手段として考え、高校生のうちから給付奨学金を目指せるよう努力してください。
日本学生支援機構のホームページには「進学資金シミュレーター」があるので、ぜひ資金計画をシミュレーションしてみるとよいでしょう。
実は豊富!大学独自の奨学金
大学でかかる費用をさらに軽減したい!そんな人にお勧めなのが、大学独自の奨学金です。入学金や授業料は何とかなっても、大学生活を送るうちに、何かとお金がかかることを実感することでしょう。
そこで検討してほしいのは、各大学が独自に設けている奨学金です。大学の奨学金には、入試の成績優秀者を対象に授業料が免除・減額になるもの(入試出願時に申請)や、毎年成績優秀者を精査するもの(毎年4月〜5月に申請)などあります。
また、海外留学や課外プロジェクトを行う学生を対象にした奨学金を設けている大学も少なくありません。さらに、大学の広報部のスタッフとして働くことで奨学金がもらえる制度や被災地出身者を対象としたものなど大学によって様々です。
自分の志望する大学にどんな奨学金があるか、あらかじめ調べておくとよいでしょう。
