今回は、ノートやテキストを使った従来型の「アナログ学習」と、生成AIやデジタルツールを活用する新しい学習をチェックしていきます。どちらにもメリットがありますが、実は“両方使う”ことで効果がさらにアップ! それぞれの特徴をつかんで、受験勉強を効果的に進めましょう。
ノートは2冊持ちが正解!「授業用」と「演習用」で学力アップ
学習の基本は、授業をしっかり聞くこととノートをうまく活用すること。とはいえ、ただ聞いて書けばいいわけではありません。おすすめは、目的の違う2種類のノートを用意することです。
①授業用ノート
:授業の内容を記録するためのノートです。見た目の美しさにはこだわらず、蛍光ペンでのマーキング程度にとどめましょう。後から書き込めるように、余白を多めにあけておくのがポイントです。
②演習用ノート
:毎日の授業用とは別に用意し、間違えた問題を納得できるまで繰り返し解き直すためのノートです。「できなかった問題」をここに集めて解き直すことで、確実に実力アップにつながります。
教科別にカスタマイズ!ノートの効果をグンと上げる工夫
ノートは、教科の特性に合わせて工夫するとさらに使いやすくなります。
英語
:「演習用」に加え、「単語・熟語用」「対訳用」など目的別にノートを用意しましょう。
数学・理科
:図表を大きく書き、解答に至るまでの考え方や計算をすべて書き込むことが大切です。
国語
:「漢字用」「知識用」など目的別に専用ノートを作りましょう。
地歴・公民
:右側にたっぷり余白を取り、資料集からの補足事項を書き足せるようにします。
ノートをとること自体を目的とせず、あとから見返してアウトプットするためのオリジナルツールとして柔軟に使いこなすことが、学力アップへの最短ステップです。
AIは24時間対応の“専属コーチ”!苦手克服から学習計画づくりまで
「生成AIを受験勉強に使っていいの?」そう思っている高校生も多いのではないでしょうか。今では多くの高校生が生成AIを活用していて、受験生にとって心強い存在になっています。でも、使い方が分からないという人も多いはず。そこで今回は、受験勉強での生成AI活用法をチェックしていきます。
生成AIの活用法はさまざまですが、まずおすすめなのが苦手分野の克服です。生成AIに「問題の解き方を簡単に教えて」「理解できなかったから別の言葉で言い換えて」などと聞くだけで、自分のレベルに合わせた解説が得られます。また、模試の結果を読み込ませることで、苦手分野の特定や克服法のアドバイスももらえます。すぐにでも試せそうですね。
科目ごとの使い方もチェックしてみましょう。英語では、英作文の添削やリスニング・スピーキングの練習、例文の作成などに活用できます。国語では、小論文などの添削や古文・漢文の現代語訳、数学や物理では、演習問題の作成や解き方を順序立てて説明してもらうことも可能です。もちろん、自分専用の復習テストや、テストまでの学習計画の作成にも活用できます。
便利だけど落とし穴も!AIを使う前に知っておきたい2つの注意点
AIは受験勉強の強い味方となりえますが、使い方には注意が必要です。高校生の皆さんが気をつけたいポイントは大きく2つあります。
①必ず事実確認をすること
AIはもっともらしい顔をして嘘をつくことがあります。AIの説明や解答が必ずしも正しいとは限らないので、教科書などと照らし合わせて確認しましょう。
②AIに書かせて終わりにしないこと
論文や作文などをそのままAIに書かせるのはNGです。自分の思考力や表現力を伸ばす機会を失うだけでなく、不正行為とみなされることもあります。宿題の答えの丸写しや、テスト中の使用ももちろんNGです。また、AIに頼りすぎると勉強のモチベーション低下にもつながるので注意してください。
最強なのは“両方使い”!手書きノート×AIの合わせ技で、勉強効率アップ
今回は、アナログ(手書きノート)とAIの勉強法をチェックしてきました。それぞれの役割を整理すると、こうなります。
アナログの役割
:アウトプットと記憶の定着
AIの役割
:インプットと効率化
大切なのは、どちらか一方ではなく、両方を行うことです。組み合わせることで、1+1以上の相乗効果が生まれます。たとえば、こんな使い方がおすすめです。
例1:参考書を読んでも理解できない箇所をAIに質問し、その回答を自分の言葉にしてノートにまとめる。(AIでインプット → 手書きでアウトプット・定着)
例2:ノートに手書きしたものをAIに整理してもらい、デジタルで一元化する。(手書きで定着 → AIで効率化)
自分の目的に合ったツールを組み合わせて、勉強の効率をぐっと高めましょう。
