英検受験、高校生「5人に1人」中学生「3人に1人」

竹内みちまろ
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2015年夏に文部科学省「英語教育改善のための英語力調査」が実施された際、あわせて行われたアンケート集計結果をもとに、生徒・教員・学校の特徴を分析した結果が、2017年1月に旺文社 教育情報センターより発表されました。

英検受験、高校生「5人に1人」中学生「3人に1人」

 

 

旺文社 教育情報センターの発表では、英語活動の時間が多く、英語が好き・英語が得意と回答した割合が高い傾向にある国立校を除き、公立校の特徴が分析されています。

 

 

 

高校生は、5人に1人が英検を受験

 

「高校生になってから、今回の試験以外に、英語に関する資格・検定試験を受験したことがありますか」と尋ねたところ、20%以上の生徒が英検を受けたことがあると回答。これは、英語力を測定する外部検定の中では断トツのトップで、5人に1人の高校生が英検にチャレンジしていることが分かりました。

 

一方で、受験したことがないと回答した生徒は50%を越え、受けていない理由は「必要性を感じていない」と「自信がない」が、それぞれ 40%を超えています。

 

 

 

中学生では、3人に1人が英検を受験

 

 

高校生と同様に、「中学生になってから、今回の試験以外に、英語に関する資格・検定試験を受験したことがありますか」という質問には、30%を大幅に超える中学生(3年生)が英検を受験したことがあると回答しています。

 

中学生においても英検受験が圧倒的に多く、3人に1人の中学生が英検を受けていることが分かりました。教育情報センターでは、認知度が高いことに加えて、英検が級ごとに独自の問題を作成しているため、多くの中学生が自分の学力に応じて受験できるメリットが大きいためではと見ています。

 

一方、受験したことがない中学生は6割を超えました。受験をしなかった理由は、「受験機会がなかった(10.8%)」、「受験する必要性を感じない(28.5%)」、「自信がない(49.3%」)という結果が出ています。

 

 

 

外部検定受験のメリット

 

教育情報センターは、外部検定が学習成果を客観的に知るためのバロメーターになるばかりではなく、大学入試で外部検定を活用するケースが広がっているため、年に数回のチャンスがある外部検定を受けることは一発勝負の一般入試よりも生徒の精神的負担が軽減されることにも注目。大学入試の外部検定利用が浸透していけば、英検などを受ける高校生が大幅に増えると教育情報センターは見ています。

 

自信が持てない生徒がいることについては、試験問題が級ごとに作成される英検が、選択肢のひとつになるのではと考察していました。

 

 

 

期待される教育現場の英語4技能化

 

高校の教員に向けて行われたアンケートでは、授業を4技能別に振り返ると、「書く」時間と「話す」時間の割合が低いことが分かりました。

 

4技能別の活動を行っているかを質問したところ、「書く」「話す」についてはどちらも半数以上の教員が「ほとんどしていない」か「あまりしていない」と答えています。

 

「よくしている」という回答が最も多かった「読む」の中で、「書く」「話す」活動を行っているケースも当然考えられるとしていますが、「英語教育改善のための英語力調査」では「技能別英検準2級〜2級程度以上の割合」で「書くこと」と「話すこと」の達成率が低かったこともあり、教育情報センターは、「書く」「話す」活動を中心とする授業の時間を確保する必要性があると強調しています。

 

 

 

どれくらいの英語能力を目指している?

 

どの程度まで英語を身に付けたいかを聞いてみると、最も多くの生徒が「海外旅行などをするときに英語で日常的な会話をし、コミュニケーションを楽しめるようになりたい」と回答。

 

ただ、「特に学校の授業以外での利用を考えていない」と「大学入試に対応できる力をつけたい」の回答を加えると7割を越えます。国際社会で活躍したり、専門分野を英語で学んだり、留学やホームステイ、語学研修へのチャレンジなどを視野に入れている高校生の割合が依然として少ないことが指摘されています。

 

また、予習と復習を含めた授業以外で、1日にどのくらい英語に接してるかを質問してみても、半数を超える高校生が「30分未満」と答えています。

 

 

 

大学入試の英語4技能化が高校を変える?

 

教育情報センターは、グローバル化の浸透で、今の高校生たちが社会に出て活躍するころには、ある程度以上の英語能力が求められる場面が確実に増えることを意識させる必要があるとしています。

 

大学もグローバルな人材育成に向けて動き出しているものの、大学入試の4技能化はいまだ完全には浸透していません。大学入試の4技能化が徹底されるようになれば、高校の授業のあり方や指導方法も変わっていくと予想し、「それに伴う教員のスキルアップも重要な要素となってくるだろう」と指摘していました。

 

 

あと3年で、2020年東京オリンピック・パラリンピックの開催を迎えます。今年4月から始まる2017年度には、センター試験に替わる「大学入学希望者学力評価テスト(仮称)」を円滑に行うためのプレテストが始まります。

 

日本社会のグローバル化は目の前といえますので、英語学習を計画的に進めて、英検をはじめとする検定試験にチャレンジしてみてはいかがでしょう。

 

 

文部科学省|平成27年度英語教育改善のための英語力調査事業報告

旺文社 教育情報センター

 

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