大学センター試験に代わる新テストに英検らを活用か

竹内みちまろ
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文部科学省は8月31日、大学入試センター試験に代わり2020年度から導入される予定の新テスト、「大学入学希望者学力評価テスト(仮称)」の英語に関しての検討状況を公表しました。

大学センター試験に代わる新テストに英検らを活用か

 

今の中学2年生が受験することになる、大学入試センター試験に代わる新テスト「大学入学希望者学力評価テスト(仮称)」。

 

この新テストの英語教科では、英語4技能(話す・書く・聞く・読む)を総合的に評価する手段として、英検やTOEFLなどの民間の外部資格・試験の結果を積極的に活用する案が公表されました。

 

 

 

新テストでは4技能を評価

 

現在のセンター試験はマークシート方式で行われており、英語4技能のうち「話す」「書く」に対する評価は事実上できていません。

 

文科省は、グローバル化が急速に進展する中、英語教育において英語4技能を評価する仕組みが必要と考え、当初は新テストの中で英語4技能を評価する方針でした。

 

しかし、数10万人が一斉に受けるテストでは、記述式問題の作成や採点、面接試験の実施は難しいと判断。英語4技能の評価を着実に浸透させるため、新テストでは「読む」「聞く」を評価し、英検などの「話す」「書く」のスコアと組み合わせて大学に提出できるようにするというものです。

 

 

 

4技能すべてを英検などで評価する案も

 

さらに、将来的には4技能の評価のすべてに英検などの民間の外部資格や試験を活用し一本化たいとする方針も発表されており、来年度初旬に決定予定となっています。

 

これらは検討段階でのことではありますが、外部資格・試験での上位級や高得点をマークしておくと大学受験が有利になる可能性が高くなると言えるでしょう。

 

2017年度から「大学入学希望者学力評価テスト(仮称)」を円滑に行うためのプレテストも始まります。計画的に準備を進めて、英検等の外部試験に早い段階からチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

 

 

文部科学省  高大接続改革の進捗状況について

 

 

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