英検対策講座【4級】大問3: 日本文付き短文の語句整序問題

解答・解説ページ

 

Answers ～解答・解説～

 

次の(1)から(3)までの日本文の意味を表すように①から⑤までを並べかえなさい。そして、2番目と4番目にくるものの最も適切な組合せを1, 2, 3, 4の中から一つ選びなさい。 ※ただし、（　　　）の中では、文のはじめにくる語も小文字になっています。

[英検 2017年度 第2回検定問題より]

 

 

（1）

 

正解： 4

 

【正しい語順】

札幌の地図を見せてくれますか。

 

( ① me　② you　③ the map　④ of　⑤ show )

Can ( you ) ( show ) ( me ) ( the map ) ( of ) Sapporo?

 

1. ③ － ①
2. ③ － ④
3. ④ － ②
4. ⑤ － ③

 

 

【解説】

「～してくれますか」と相手に頼む表現はいくつかありますが、Can you ～?の表現を選択肢から作ることができます。動詞showは、その直後に目的語として［（人）に＋（もの）を］の語順で語句を置くことができます。「札幌の地図」はthe map of Sapporoです。したがって、Can you show me the map of Sapporo?の文が完成します。

 

showの他に［（人）に＋（もの）を］の語順で目的語を置くことができる動詞を使った文を示しますので、確認しましょう。

 

（例）

I'll teach you English.

「あなたに英語を教えましょう」

 

Please give me some cookies.

「私にいくつかクッキーをください」

 

I told him the story.

「私は彼にその話をしました」

 

 

 

（2）

 

正解： 4

 

【正しい語順】

毎週末、私たちは買い物にいくために車を使います。

 

( ① our car　② we　③ use　④ go shopping　⑤ to )

( We ) ( use ) ( our car ) ( to ) ( go shopping ) on weekends.

 

1. ① － ⑤
2. ② － ①
3. ① － ④
4. ③ － ⑤

 

 

【解説】

英文では［主語＋動詞］の部分を最初に置きます。大問3では、［主語＋動詞］の部分を初めに考えることが解答のコツとなります。

 

日本文から「私たちは」が主語で、「使います」が動詞であることが分かります。したがって、We useを文の最初に置きます。動詞の後には目的語（「～を」「～に」にあたる語）を置きます。「車を使う」ので、our carをuseの後に続けます。「買い物に行くために」の「～するために」は［to＋動詞の原形］を用いて表すことができます。したがって、We use our car to go shopping on weekends.の文が完成します。

 

「～に行く」はよく使われる表現です。次の表現を覚えておきましょう。

 

go swimming 「泳ぎに行く」

go skiing 「スキーに行く」

go camping 「キャンプに行く」

go skating 「スケートに行く」

 

 

 

（3）

 

正解： 3

 

【正しい語順】

横浜には訪れるところがたくさんあります。

 

( ① are　② to　③ visit　④ there　⑤ many places )

( There ) ( are ) ( many places ) ( to ) ( visit ) in Yokohama.

 

1. ① － ⑤
2. ② － ①
3. ① － ②
4. ③ － ④

 

 

【解説】

「～があります」という表現は、選択肢にthereとbe動詞のareがあることから、There are ～が使えます。［There is/are ～］の文は～の部分に主語を置きます。この問題の場合、主語は「訪れるところがたくさん」になります。そこで、There are の後にmany placesを続けます。「訪れる」は動詞visitです。「訪れるところ」とvisitがmany placesを修飾しています。動詞を使って名詞を修飾するときは、to＋動詞の原形を名詞の後に続けます。したがって、There are many places to visit in Yokohama.の文が完成します。

 

「～があります」は次のようにhave[has]を使っても表現できます。

Yokohama has many places to visit.

 

to＋動詞の原形を名詞の直後に置いて名詞を修飾する用法を、不定詞の形容詞的用法と呼びます。例文を示しますので、確認しましょう。

 

（例）

I want something to eat.

「何か食べるものが欲しい」

 

I don't have time to go shopping.

「買い物に行く時間がありません」

 

We have a lot of things to do today.

「私たちには今日、するべきことがたくさんあります」