英検対策講座【2級】大問2: 長文の語句空所補充問題

伊藤 秀彦(いとう ひでひこ)
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解答・解説ページ

英検対策講座【2級】

 

Answers ~解答・解説~

 

次の英文を読み、その文意にそって(1)から(3)までの(   )に入れるのに最も適切なものを1, 2, 3, 4の中から一つ選びなさい。

[英検 2017年度 第3回検定問題より]

 

 

The Eco-Chef

 

 Many restaurants waste huge amounts of food and consume large amounts of energy. In addition, most restaurants are usually more concerned with making a profit than they are with protecting the environment. Nowadays, however, consumers are starting to prefer companies and businesses that are kinder to the earth. ( Because of this ), Arthur Potts Dawson, a British chef and businessman, has started to make changes to the way that the food industry works.

 

 Potts Dawson developed his love and respect for food and nature when he spent his childhood summers on a farm with his father, where he learned about raising sheep and growing crops. He started training as a chef at the age of 16, and later worked at several popular restaurants. However, it was not until he opened his first restaurant that he realized that avoiding food waste ( achieved two goals ). First, it helped his business by saving money, and second, it was better for the environment.

 

 Later, Potts Dawson decided to open Acorn House, London's first environmentally sustainable restaurant. There, leftover food was used to make fertilizer. The fertilizer was then used to help grow the plants in the restaurant's rooftop garden, which produced many of the vegetables served in the restaurant. Acorn House also recycled all of its waste that was not food and trained local youth to be "eco-chefs." The restaurant was a success, and other restaurants have begun to ( do the same thing ). Indeed, as more consumers are attracted to green businesses, it is likely that the number of "eco-restaurants" will continue to increase in the future.

 

 

【 訳 】

エコ・シェフ

 

 多くのレストランは膨大な量の食品を無駄にし、大量のエネルギーを消費する。その上、たいていのレストランは通常、環境を保護することよりも利益を挙げることに関心がある。しかしながら、今日では、消費者たちは地球により優しい企業やビジネスを好み始めている。このため、イギリス人シェフで実業家のアーサー・ポッツ・ドーソン氏は、食品産業が機能するようなやり方に改革をスタートさせていった。

 

 ポッツ・ドーソン氏が食べ物と自然に対する愛情と敬意を身に付けたのは、父親と農場で幼少期の夏を過ごした時のことであり、その農場で、彼は羊を飼育したり、作物を栽培したりするを学んだ。16歳の時にシェフとしての訓練を受け始め、その後いくつかの人気のあるレストランで働いた。しかしながら、最初のレストランをオープンして初めて、食品の無駄を避けることは2つの目的を果たすということを彼は実感した。第1に、それはお金を節約することで商売を助け、第2に、環境に優しかった。

 

 その後、ポッツ・ドーソン氏は「エイコーン・ハウス」という、ロンドンで最初の環境的に持続可能なレストランをオープンすることにした。そこでは、食べ残しは肥料を作るのに使われた。その肥料はそれから、レストランの屋上庭園で植物を育てるのに使用された。屋上庭園では、レストランで振る舞われる野菜の多くが作られた。また、エイコーン・ハウスは食品でない廃棄物のすべてをリサイクルしたり、地元の若者が「エコ・シェフ(環境に優しいシェフ)」になるよう訓練したりもした。そのレストランはうまくいき、他のレストランも同じことをし始めた。実際に、より多くの消費者が環境保護ビジネスに引き寄せられれば、「エコ・レストラン(環境に優しいレストラン)」の数は将来、おそらく増え続けるであろう。

 

 

 

(1)

 

正解: 4

 

  1. At most
  2. On the other hand
  3. Despite this
  4. Because of this

 

 

【 選択肢の訳 】

  1. せいぜい
  2. これに対して
  3. こうした事情にもかかわらず
  4. このため

 

【解説】

第1段落の空所の直前には「……今日では、消費者たちは地球により優しい企業やビジネスを好み始めている」とあり、空所の直後には「……アーサー・ポッツ・ドーソン氏は、食品産業が機能するようなやり方に改革をスタートさせていった」とある。空所の前後の文を比べてみると、前者が後者の行動の「理由」となっていることが分かる。したがって、4. Because of this「このため」が正解となる。

 

他の選択肢はすべて、前後の文脈に合わないので不可。

 

 

 

(2)

 

正解: 2

 

  1. created additional problems
  2. achieved two goals
  3. resulted in a higher cost of food
  4. was a growing trend

 

 

【 選択肢の訳 】

  1. 更なる問題を引き起こした
  2. 2つの目的を果たした
  3. 食品のコスト高という結果になった
  4. 増える傾向であった

 

【解説】

第2段落の空所を含む文に「最初のレストランをオープンして初めて、食品の無駄を避けることは~ということを彼は実感した」とある。食品の無駄を避けることが「何」であるのかが解答のポイントとなる。続く文(段落最後の文)に「第1に、それはお金を節約することによって商売を助け、第2に、環境によかった」とある。良い結果が2つ述べられているので、2. achieved two goals「2つの目的を果たした」が正解となる。

 

他の選択肢はすべて、前後の文脈に合わないので不可。

 

 

 

(3)

 

正解: 3

 

  1. avoid using fertilizers
  2. buy his vegetables
  3. do the same thing
  4. move to London

 

 

【 選択肢の訳 】

  1. 肥料を使用するのを避ける
  2. 彼の野菜を買う
  3. 同じことをする
  4. ロンドンに移転する

 

【解説】

第3段落の空所を含む文に「そのレストランはうまくいき、他のレストランは~し始めた」とある。他のレストランは「何」をし始めたのか。続く文(段落最後の文)に「実際に、……「エコ・レストラン」の数は将来、増え続けるであろう」とある。つまり、「そのレストラン」は「エコ・レストラン」としてうまくいき、「他のレストラン」もそのような方向に向かう、ということが分かる。

 

第3段落の前半の内容から、選択肢1. avoid using fertilizers「肥料を使用するのを避ける」、2. buy his vegetables「彼の野菜を買う」、4. move to London「ロンドンに移転する」というのは、「エコ・レストラン」になることとはほとんど(あるいはまったく)関係がない。したがって、3. do the same thing「(うまくいったレストランと)同じことをする」が正解となる。

 

 

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この記事の筆者について

伊藤 秀彦(いとう ひでひこ)

PROFILE

岩手県盛岡市生まれ。英検1級。現在、関東学院大学国際文化学部非常勤講師。専門は生成文法。大学では、英検対策、英語学などの授業を担当。

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