第4回:単語を覚える方法を見つけよう(2)

本多 敏幸(ほんだ としゆき)
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単語を覚える方法は様々あり、10人いたら10通りの方法があるかもしれません。今回は、前回に引き続いて、特にお勧めする単語記憶方法を紹介します。あなたにあった方法がきっと見つかるはずです。

英語力を伸ばす学習法 第4回

 

 

せっかく単語を覚えるのならば、その単語を正しく使えるように覚えたいものです。

 

例えば、同じ「見る」という意味でも、使われる単語は状況によって異なります。seeは「意識して見なくても見える」ときに用います。lookは後にatを付け、「意識して見る」ときに用います。watchは「動いているものなどをじっと見る」ときに使います。

 

I often see that man.
私はよくあの男の人見かけます。

Look at the blackboard.
黒板を見てください。

I watched the soccer game yesterday.
昨日、私はそのサッカーの試合を見ました。

 

同じ「見る」でもどの単語を使うのかは、例文や状況と一緒に覚える必要があります。

 

また、単語と単語をどのような組み合わせで使うのかも重要です。例えば「宿題」はhomeworkですが、これだけを覚えていても「宿題をする」と正確に表現できない場合があります。「宿題は勉強だから、studyを使うのかな?」と考えると間違いで、正しくは動詞のdoを使います。

 

【誤】 I studied my homework.

【正】 I did my homework.

 私は宿題をしました。

 

ある単語を覚えるときには、それが他のどんな単語と一緒に使われるのかまで含めて覚えておくと英語の力がアップします。

 

 

 

その1 暗記グッズを作ろう!

 

単語を覚えるためのグッズを作りましょう。「そんなの面倒くさい」と思う人がいるかもしれませんが、「急がば回れ」です。暗記グッズを作ることのメリットはたくさんあります。

 

まず、作りながら覚えることができます。いつでも取り出して覚えることができます。そして、何よりも覚えた単語を取り除いていくことで、あとどのくらい覚えなければならないのかがひと目で分かります。また、しばらく経ってテストが終わったあとに、覚えにくかった単語を再度学習することで、しっかりと定着させることができます。

 

次の2種類の暗記グッズ(単語カード暗記型・一覧表暗記型)がよく使われています。訳語と単語だけを書くのではなく、その前後の語もいっしょに書いておくと、「使うことのできる単語」になります。例えば、guitarだけではなく、「ギターを弾く」でplay the guitarと語句も書いておきます。

 

単語カード暗記型

 

一覧表暗記型

 

 

 

その2 他の人の覚え方を参考にしよう!

 

友達の中に暗記が得意な人はいませんか。どんな方法で覚えているのか聞いてみてください。学習方法は人によって合う合わないがありますが、様々な方法を知っていること、試してみることは効果的に学習するためには大切です。

 

単語の覚え方を生徒に書いてもらいました。これらを参考にして、自分に合った方法を探してみましょう。

 

icon_b_co 私はあまり単語を覚えるのが得意ではありませんした。今では新しい単語を覚えるのも早くなりました。それには2つのポイントがあります。まず1つ目に、正しい音を口に出すこと。CDの音とそっくりに何度も読んで、正しく発音できるようにします。2つ目に、「声に出す、書く、見る」をやりまくることです。私の場合は、声に出すだけで、書かなくても覚えられるようになりました。

icon_o_co 単語を覚えるのが苦手でしたが、中学2年生の中頃になったら、「この文字はこう読むから」というふうになんとなく自分でも考えて書けるようになりました。

icon_b_co 中学1年生のときは見て覚えるだけだったので、あまり点数が取れませんでした。そこで私は書くことが大切だと思い、書きながら覚えるようにしました。

icon_o_co 単語カードを使って登下校のときやテレビのCMなどちょっとした時間で覚えるといいと思います。覚えた単語は抜いていったり、シャッフルして覚えなおしたりするのもよいと思います。

icon_b_co 少なくとも私は単語を見るだけでは絶対に覚えられないです。とにかく手を動かす。「書く!」これが大事です。

icon_o_co 私はなるべく文の中で単語を覚えるようにしています。これをすることによって、どの位置に何の単語が入るのかを理解することができるし、いくつもの単語を一度に覚えられるからです。

icon_b_co 私は青いペンで単語を13回書くことにしています。この方法がよいと何かに書いてあったからです。

icon_o_co ノートを2行使います。1行目に単語とその意味、2行目に単語を覚えるまで書きます。発音しながら書くことが大切です。覚えられないときには行数を増やして、2行目と同じことをします。

icon_b_co マーカーでなぞってシートで隠す、日常で使ってみると覚えられました。

 

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この記事の筆者について

本多 敏幸(ほんだ としゆき)

PROFILE

千代田区立九段中等教育学校指導教諭。東京学芸大学大学院教育学研究科英語教育専攻修士課程修了。ELEC同友会英語教育学会会長。英語授業研究学会理事。新学習指導要領作成に携わり、全国で教員向けの講演を多数行うなど、英語教育における指導的な役割を担っている。
著書に、本多式中学英語マスターシリーズとして『反復基礎』『短文英単語』『速読長文』、『中学生からの勉強法』(いずれも文藝春秋)、『中学校新学習指導要領 英語の授業づくり』(明治図書)、『若手英語教師のためのよい授業をつくる30章』(教育出版)、『到達目標に向けての指導と評価』(教育出版)、『入試英語力を鍛える!授業アイデア&パワーアップワーク40』(明治図書)等。

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