英検対策講座【4級】大問1: 短文の語句空所補充問題

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Answers ～解答・解説～

 

次の(1)から(5)までの（　　　）に入れるのに最も適切なものを1, 2, 3, 4 の中から一つ選びなさい。

[英検 2018年度 第1回検定問題より]

 

 

（1）

 

正解： 1

 

Kenji's sister works in a ( hospital ). She is a doctor.

 

1. hospital
2. gas station
3. bank
4. post office

 

 

【 訳 】

ケンジのお姉さん（姉）は病院で働いています。彼女は医師です。

 

【解説】

選択肢はすべて名詞です。どの名詞が適しているかは、英文中にある語句から判断します。1文目のworks in「～で働く」、2文目のdoctor「医師」という情報から、正解は1のhospital「病院」です。

 

選択肢2のgas stationは「ガソリンスタンド」、3のbankは「銀行」、4のpost officeは「郵便局」の意味です。

 

work in「（室内の場所で）働く」以外にも，work for「（会社や上司の元で）働く」,work as「～として働く」もよく使われます。

 

（例）

I work for a newspaper.

「私は新聞社で働いています」

 

My father worked for that company.

「私の父はあの会社で働いていました」

 

I am working as a teacher here.

「私はここで教師として働いています」

 

 

 

（2）

 

正解： 2

 

Tim, you must be ( quiet ) in the library. People are reading.

 

1. sorry
2. quiet
3. late
4. poor

 

 

【 訳 】

ティム、図書館では静かにしなければなりません。人々が読書をしています。

 

【解説】

選択肢はすべて形容詞です。形容詞は形状や状態を説明する語です。読書をしている人々がいる図書館で、当然そうあるべき状態を選択肢から選びます。正解は2のquiet「静かな」です。

 

mustは「～しなければならない」「～すべきである」という意味の助動詞です。must, can, willなどの助動詞は動詞の直前に置き、動詞は原形を用います。quietは形容詞なので、動詞はbe動詞の原形であるbeを用います。下記で確認しましょう。

 

You are quiet.

「あなたは静かです」

You must be quiet.

「あなたは静かにしなければなりません」

※動詞areの前にmustを入れ、areを原形にする

 

形容詞を問う問題はよく出題されます。基本的な形容詞を覚えておきましょう。いくつか示しますので、意味が言えるか試してみましょう。

 

(1) simple　(2) difficult　(3) high　(4) popular　(5) famous　(6) careful　(7) different　(8) soft　(9) warm　(10) important　(11) sad　(12) exciting　(13) boring　(14) glad　(15) hungry　(16) quiet　(17) kind　(18) heavy　(19) fast　(20) funny

 

＜答え＞

(1) 簡単な、質素な　(2) 難しい　(3) 高い　(4) 人気のある　(5) 有名な　(6) 注意深い　(7) 異なる　(8) やわらかい　(9) 暖かい　(10) 重要な　(11) 悲しい　(12) 興奮する、わくわくする　(13) 飽き飽きする、つまらない　(14) うれしい　(15) 空腹な　(16) 静かな　(17) 親切な　(18) 重い　(19) 速い　(20) おかしい、こっけいな

 

 

 

 

（3）

 

正解： 1

 

Kevin ( took ) a quick shower before breakfast.

 

1. took
2. thought
3. told
4. threw

 

 

【 訳 】

ケビンは朝食の前にさっとシャワーを浴びました。

 

【解説】

選択肢はすべて動詞です。動詞の場合、その後の目的語との組み合わせを考えます。この問題の場合、a quick shower「手早いシャワー」に適した動詞を選びます。正解は1のtookで、take a quick showerで「さっとシャワーを浴びる」の意味になります。

 

選択肢2のthoughtは「～を考えた（思った）」、3のtoldは「～を伝えた（言った）」、4のthrewは「～を投げた」の意味です。

 

takeと組み合わせる目的語の例を示しますので、確認しましょう。

 

（例）

take a bath 「入浴する」

take a picture (photo) 「写真を撮る」

take a rest 「休憩する」

take an exam 「試験を受ける」

take a bus (train) 「バス（電車）に乗る」

take a lesson 「レッスンを受ける」

 

 

 

（4）

 

正解： 3

 

A: Is ( there ) an art museum in your town, Yoko?

B: Yes. We have a nice one.

 

1. they
2. those
3. there
4. these

 

 

【 訳 】

A： あなたの町には美術館がありますか、ヨウコ？

B： はい。素敵な美術館があります

 

【解説】

文頭のIsは単数の主語とともに使うbe動詞です。選択肢を見ると、they, those, theseは複数を表し、areと組み合わせて用いる語です。［Is there ～?］で「～はありますか（いますか）？」という意味の文になります。したがって、正解は3のthereです。

 

「～がありますか？」と質問するときは、Is there ～?またはAre there ～?を使います。この対話文では、美術館があるか尋ねています。話し手Aは、町には美術館はあっても1つだろうと考えて質問しているので、Is there ～?を用いています。「良いレストランはありますか？」のように1つ以上あることが想定できる場合には、Are there any good restaurants?とAre there ～?を用いることが多いです。

 

選択肢1のtheyは複数のものや人の代わりに用いる代名詞です。2のthoseは遠くにある複数のものや人を、4のtheseは近くにある複数のものや人を指して用いる語です。それぞれの語を使った例を示しますので、確認しましょう。

 

（例）

I have three dogs. They are all small.

「私は犬を3匹飼っています。それらはすべて小さいです」

 

Those are my comic books.

「あれらが私のマンガ本です」

 

Are these your shoes?

「これはあなたの靴ですか？」

 

 

 

（5）

 

正解： 1

 

Last weekend, I went to Tokyo to ( see ) my grandmother.

 

1. see
2. seeing
3. sees
4. saw

 

 

【 訳 】

先週末、私は祖母に会いに東京へ行きました。

 

【解説】

選択肢の動詞はseeとその変化形です。したがって、意味の違いを考えるのではなく、文の中の(　　)の位置に適する形を考えます。

 

この文の場合、(　　)の直前にtoがあります。［to＋動詞］は不定詞と言って、いくつかの用法があります。I went to Tokyoで「私は東京へ行った」と意味の通る文になっています。この後のto ～は、「～するために」という目的を表しています。toの後は動詞の原形を用いるので、正解は1のseeです。

 

不定詞の主な用法を示しますので、確認しましょう。

 

①名詞として使われる：動詞の目的語、主語、主語の補語になる

「～すること」

 

I want to play tennis.

「テニスがしたいです」

 

To play tennis is exciting.

「テニスをすることはわくわくします」

 

My dream is to be a doctor.

「私の夢は医者になることです」

 

② 形容詞として使われ、名詞の後ろに置いて名詞の内容を説明する

「～するための…」

 

I have a lot of things to do.

「私にはやるべきことがたくさんあります」

 

I want something to drink.

「何か飲むものがほしいです」

 

It's time to go to bed.

「寝る時間です」

 

③ 副詞として使われ、通常、文の最後に追加して置かれる

「～するために」「～して…」

 

I am working hard to buy a house.

「私は家を買うために一生懸命働いています」

 

I will go to Canada to study English.

「英語を勉強するためにカナダに行きます」

 

I am very happy to meet you.

「あなたにお会いできてとてもうれしいです」