英検対策講座【5級】大問2: 会話文の文空所補充問題

本多 敏幸(ほんだ・としゆき)

解答・解説ページ

英検対策講座【5級】

 

Answers ~解答・解説~

 

次の(1)から(3)までの会話について、(   )に入れるのに最も適切なものを1, 2, 3, 4 の中から一つ選びなさい。

[英検 2018年度 第1回検定問題より]

 

 

(1)

 

正解: 3

 

Man 1: Hi, Bill. ( How are you doing? )

Man 2: Good, thanks.

 

  1. When do you go?
  2. How old are you?
  3. How are you doing?
  4. What are you doing?

 

 

【 訳 】

男性1: こんにちは、ビル。調子はどうですか?

男性2: 元気ですよ、ありがとう

 

【解説】

選択肢はすべて疑問文です。この場合、応答文(Man 2の文)で何を答えているかを確認しましょう。Man 2の文ではGood, thanks.とお礼の言葉を伴って答えています。goodは良い状態を表す語です。したがって、正解は相手の状態を聞くHow are you doing?「調子はどうですか?」です。

 

How are you doing?は人に会ったときに言うあいさつのようなものです。How are you?とも言います。これに対しては、ふつう、I'm good[fine, well], thank you.などと答えます。また、その後、相手にAnd (how are) you?と尋ね返します。

 

A: How are you today?

「今日は調子はどう?」

B: I'm fine, thank you. And you?

「元気ですよ、ありがとう。あなたは?」

A: I'm not bad.

「悪くはないですよ」

 

選択肢1のWhen do you go?は「あなたはいつ行きますか?」、2のHow old are you?は「あなたは何歳ですか?」、4のWhat are you doing?は「あなたは何をしているところですか?」の意味です。

 

 

(2)

 

正解: 4

 

Man: Excuse me. Where is the telephone?

Woman: ( It's over there. )

 

  1. It's nine o'clock.
  2. Thank you.
  3. You're right.
  4. It's over there.

 

 

【 訳 】

男性: すみません。電話はどこですか?

女性: あそこです。

 

【解説】

男性がwhereを使って電話の場所を女性に尋ねています。したがって、女性は電話の場所を答えているはずです。正解は4のIt's over there.「(それは)あそこです」になります。

 

選択肢1のIt's nine o'clock.は「9時です」、2のThank you.は「ありがとうございます」、3のYou're right.は「あなたの言うとおりです」の意味です。

 

Excuse me.は次の場面で使われるので確認しましょう。

 

<軽い許しを求めるとき>

①人に話しかけるときや人の前を通るとき 「すみません」

②軽くぶつかったときやくしゃみをしたとき 「ごめんなさい」

③相手の言ったことを聞き返すとき 「すみません、もう一度お願いします」

 

 

 

(3)

 

正解: 2

 

Boy 1: It's sunny today. ( Let's go to the park. )

Boy 2: OK.

 

  1. It's not interesting.
  2. Let's go to the park.
  3. That's great.
  4. My brother likes the book.

 

 

【 訳 】

男の子1: 今日は晴れているね。公園に行こう。

男の子2: いいよ。

 

【解説】

男の子1が言ったことに対して、男の子2がOK.と言っています。OKは相手の言ったことに同意するときや、yesの意味で使われたりします。したがって、正解は2のLet's go to the park.「公園に行こう」です。

 

選択肢1のIt's not interesting.は「それは面白くありません」、3のThat's great.は「それは素晴らしい」、4のMy brother likes the book.は「私の兄(弟)はその本が好きです」の意味です。

 

Let's ~は「~しましょう」と提案するときや誘うときに用いられる表現です。let'sはlet usの短縮形です。Let'sの後には動詞の原形を置きます。

 

(例)

Let's play basketball in the gym.

「体育館でバスケットボールをしよう」

 

Let's be friends.

「友だちになろう」

 

 

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この記事の筆者について

本多 敏幸(ほんだ・としゆき)

PROFILE

東京都の教員として38年間勤務。現在、千代田区立九段中等教育学校、都留文科大学、文教大学で講師として教えるほか、NHKラジオ「中学生の基礎英語レベル1」の講師として活躍。ELEC同友会英語教育学会会長。学習指導要領の改訂に関わる。また、全国各地で教員向けの講演を行っている。
著書に、本多式中学英語マスターシリーズとして『反復基礎』『短文英単語』『速読長文』(以上文藝春秋)、『中学校外国語新3観点の学習評価完全ガイドブック』、『入試英語力を鍛える!授業アイデア&パワーアップワーク40』(以上明治図書)、『若手英語教師のためのよい授業をつくる30章』(教育出版)、『NHK CD BOOK 中学生になるまでに身につけたい! 小学英語 パーフェクト・レッスン』(NHK出版)など多数。

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