英検対策講座【準2級】大問3: 長文の語句空所補充

伊藤 秀彦(いとう・ひでひこ)

解答・解説ページ

英検対策講座【準2級】

 

Answers ~解答・解説~

 

次の英文を読み、その文意にそって(1)と(2)の(   )に入れるのに最も適切なものを1, 2, 3, 4の中から一つ選びなさい。

[英検 2018年度 第3回検定問題より]

 

 

Study Abroad

 

 Taro is a high school student who wanted to study abroad in Australia. He asked his parents, but they said no. They ( were worried about him ). They thought that Taro could not speak English very well, so he would have many problems. He told them that he really wanted to go abroad because he wanted to learn English and make new friends from other countries. His parents finally decided to let him study abroad for a year.

 

 In Australia, Taro tried very hard to communicate with his classmates. At first, it was not easy, and he needed to use his dictionary often. However, he kept practicing and spoke with his classmates every day. After a few months, he began to ( speak English well ). He did not need to use his dictionary anymore, which made it easier for him to talk to people. He made many friends, and by the time he returned to Japan, he was happy with his success.

 

 

【 訳 】

海外留学

 

 太郎はオーストラリアに留学したいと思っていた高校生である。両親に尋ねてみたが、だめだと言った。両親は太郎のことを心配していた。両親は、太郎があまり上手に英語を話すことができないので、多くの問題を抱えるだろうと思っていた。太郎は両親に、英語を学んで他の国々出身の新しい友人を作りたいので、本当に海外へ行きたい、と話した。両親はついに、太郎を1年間海外に留学させることにした。

 

 オーストラリアで、太郎は一生懸命クラスメートたちとコミュニケーションを取ろうとした。はじめは、それは容易ではなく、太郎は辞書を頻繁に使う必要があった。しかしながら、太郎は毎日練習し続け、クラスメートたちと話をした。2、3か月後、太郎は英語を上手に話し始めた。もはや辞書を使う必要はなくなり、それで人と話をするのがより容易になった。太郎は多くの友人を作り、日本に戻る頃までには、うまくいったことに満足していた。

 

 

(1)

 

正解: 2

 

  1. started studying English
  2. were worried about him
  3. did not like Australia
  4. did not have much money

 

 

【 選択肢の訳 】

  1. 英語を勉強し始めた
  2. 彼のことを心配していた
  3. オーストラリアが好きではなかった
  4. あまりお金がなかった

 

【解説】

第1段落第3文(空所を含む文)は「彼ら(両親)は~」となっている。その直後の第4文に「両親は、太郎があまり上手に英語を話すことができないので、多くの問題を抱えるだろうと思っていた」とある。第3文と第4文は「並列の関係」にあり、第3文の内容をより具体的に述べたのが第4文である。したがって、正解は2「彼(太郎)のことを心配していた」となる。

 

 

 

(2)

 

正解: 4

 

  1. watch TV shows
  2. miss his parents
  3. call his school
  4. speak English well

 

 

【 選択肢の訳 】

  1. TV番組を見る
  2. 両親がいないのを寂しく思う
  3. 学校に電話をかける
  4. 英語を上手に話す

 

【解説】

第2段落第3文と第4文に注目し、「毎日(英語を)練習し続け、クラスメートたちと(英語で)話をした」結果、「2、3か月後」、太郎はどのようになり始めたのか(この第3文と第4文は「因果関係」を形成している)。続く第5文に「もはや辞書を使う必要はなくなり、それで人と話をするのがより容易になった」という「具体例」が述べられていることから、正解は4「英語を上手に話す」となる。

 

他の選択肢に関して、1、2、3は文脈に合わず、上述の説明にも合わないので不可。

 

 

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