第1回　英語で会話を続けるコツ(1) ：情報を加えて返そう！

これから英語教育が大きく変わり、授業や入試でも、英語で十分なコミュニケーションを取れる英語能力がますます求めらるれるようになります。本連載で、多くの中高生・受験生を指導してきた本多敏幸先生と「使える英語」を身に付けましょう！

 

 

【今回のお悩み】英語で会話を続けるコツが知りたい…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【レッスン】 質問に情報を加えて返そう！

 

【練習】次の質問文に対して2文で答えてみましょう。

 

(例) Do you like sports? ⇒ Yes, I do. I like baseball.

 

 

 

 

 

 

先生からのアドバイス

 

質問に情報を加えて答えることができたかな？ アドバイスを確認し、もう一度練習してみよう！

 

 

まずYesかNoで答えよう。続けて…

 

Yesの場合は、好きな映画の種類や最近見た映画について述べてみよう。

 

Noの場合は、その理由や他にすること（テレビドラマを観る）などを答えよう。

 

（例）

Yes, I do. I like science fiction movies.

「はい、好きです。私はSF映画が好きです。」

 

No, I don't. But I like reading books.

「いいえ、好きではありません。でも、私は読書が好きです。」

 

 

 

1文目では、I like to listen to music.のように、質問文に合わせてI like to ～.の形を使うとよいだろう。

 

2文目は、それに関連することを述べよう。音楽を聴くことであれば、よく聴く音楽の種類やなぜ音楽を聴くのが好きなのかを加えよう。

 

（例）

I like to listen to music. It makes me relaxed.

「私は音楽を聴くのが好きです。リラックスできます。」

 

I like to play video games. My brother and I often play together.

「私はビデオゲームが好きです。弟と私はよく一緒に遊びます。」

 

 

 

一番好きな科目を述べたら、なぜ好きなのか理由を添えよう。

 

（例）

I like English. The teacher makes class really fun.

「私は英語が好きです。先生は授業を本当に楽しくしてくれています。」

 

I like music. I enjoy singing with my friends.

「私は音楽が好きです。友達と歌うのを楽しんでいます。」

 

 

 

まずYesかNoで答えよう。続けて…

 

Yesの場合は、行ったことがある国を述べてみよう。

 

Noの場合は、行ってみたい国などを述べるとよいだろう。

 

（例）

Yes, I have. I went to Australia last summer.

「はい、あります。去年の夏オーストラリアに行きました。」

 

No, I haven't. I'd like to go to the U.S. to watch a basketball game.

「いいえ、ありません。アメリカに行ってバスケットボールの試合を見たいのですが。」

 

 

 

今回のまとめ

 

今回は、相手からの質問に情報を加えて返すことで、英語での会話を続けていくコツをお伝えしました。

 

教科書などで質問文を見たら、「もし自分が質問されたら○○と答えよう」と具体的に考えてみましょう。頭で考えるだけでなく、実際に英語を声に出す練習をすることが大切です。

 

また、英検公式の「スタディギア for EIKEN」では、英検に向けた学習はもちろん、英語での会話に必要な語彙や文法を学ぶことができるので、おすすめです。

 

次回は「相手が話したことに関連した質問をする方法」を取り上げます。お楽しみに！

 

 

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