新・受験生は早めに知っておこう!入試制度のイマ<Part2>

受験生の皆さんは、大学入学共通テストの本試験、追試験も終わってほんの少し余裕が出てきた頃でしょうか? そして来年受験を控える新・受験生の皆さんにとっては、そろそろ試験準備を始めた方がいいかもしれません。Part1では、大学受験の3種類の入試のうち、最もオーソドックスな選抜方法「一般選抜」について詳しく解説しました。Part2は、自己推薦型の「総合型選抜」と高校の推薦を受けることで出願できる「学校推薦型選抜」について紹介していきます。

 

 

大学が求める学生像に合致するかを選抜する「総合型選抜」

 

「総合型選抜」と聞いても、仕組みがよくわからない受験生は多いのではないでしょうか。総合型選抜は、以前はAO入試と呼ばれていた入試制度で、学力試験だけで合否を決める一般選抜と異なり、志望者の人間性や学びの意欲、将来への可能性を重視する選抜方法です。

近年は実施する大学や学部が増加していて、2026年度入試では国公立・私立合わせて総合型選抜を実施する大学・学部数が大幅に増えたというデータもあります。

この選抜では、大学がどのような学生を求めているかを示す「アドミッション・ポリシー」を確認することが重要です。

たとえば、早稲田大学政治経済学部では『高い基礎学力を持ち、かつ知的好奇心が旺盛で、本学の理念である進取の精神に富む、勉学意欲の高い学生』、関西学院大学商学部では『人間性を向上させる意欲に満ちあふれた、多様な適性と能力を有する学生』など、大学ごとに求める人物像が異なります。大学や学部によっては入学前に備えているべき能力を示しているところもあります。事前にアドミッション・ポリシーをしっかり読み、大学が何を重視しているかを理解しておくといいでしょう。

 

 

「総合型選抜」は早期からの準備と対策が重要

 

総合型選抜の出願時期は主に9月〜10月で、選考が10月、合格発表は11月以降に行われます。一般選抜や学校推薦型選抜に比べて早めのスケジュールで進むため、夏休み前から準備を始めることが大切です。大学によっては、夏休みなどに開催されるオープンキャンパスや説明会への参加が出願条件になっている場合もあるので募集要項を早めにチェックしてください。

選考方法は大学によってさまざまで、書類審査・面接・小論文が基本ですが、プレゼンテーションやグループディスカッションが課されることもあります。最近では、履修状況や成績推移を評価に活用したり、英検®や全国コンテストの実績を評価したりする大学も増えています。

また2026年度入試では、東洋英和女学院大学のように高校で身に付けた基礎学力を評価する新方式を設ける大学も登場し、基礎学力試験と書類審査のみで評価し、面接を行わないケースも見られます。

 

 

「学校推薦型選抜」は2つの方式がある

 

学校推薦型選抜は、学校長の推薦を受けて出願できる選抜方式です。大きく「指定校制」と「公募制」の2つがあります。

指定校制は大学が指定する高校の生徒だけが出願できますが、定員枠が限られているため高校内選考があります。

一方、公募制は大学が定める条件を満たし学校長から推薦を受けられれば誰でも出願が可能です。ただし、人気大学や学部では倍率が高くなる傾向があるため、一般選抜の勉強も並行して進めておくと安心です。

選考方法としては、書類審査、小論文、面接が一般的です。大学によっては独自の学科試験を課すケースもあり、基礎学力が重視されることもあります。出願や試験は11月以降に行われ、合格発表は12月以降、共通テスト利用の場合は2月に発表されることもあります。指定校制の場合は、高校内選考が9月頃に行われることが多いので、担任の先生に確認しておきましょう。

また、2025年度から始まった動きとして、学校推薦型選抜でありながら基礎学力テスト型の年内入試を導入する大学が増えています。これは、英語、国語、数学などの基礎学力を重視し、一般選抜との併願も可能な入試方式です。

年内入試が増えている流れを受けて、文部科学省は「大学入学者選抜実施要項」を改定し、総合型選抜・学校推薦型選抜においても、一定の条件のもとで2月1日以前に学力試験(教科・科目)を実施することを認めました。これにより、従来の一般選抜とは別に、年内に学力試験を受験できる機会が広がっています。

 

 

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