英検対策講座【5級】 大問1

本多 敏幸(ほんだ・としゆき)

解答・解説ページ

英検対策講座-5級 

 

Answers ~解答・解説~

 

 

(1)

 

正解: 2 

A: Do you like Japanese ( food ), Joe?

B: Yes, I do. I like sushi.

 

【 訳 】

A: 「あなたは日本料理が好きですか、ジョー?」

B: 「はい。すしが好きです。」

 

【解説】

何を質問しているかは2文目の応答文を読めばわかります。2文目で料理名であるsushi「すし」が好きであると答えていることから、正解は2のfood「料理、食べ物」です。

 

選択肢1のsongsは「歌」、3のfruitは「フルーツ」、4のanimalsは「動物」の意味です。

 

 

(2)

 

正解: 4 

August is the ( eighth ) month of the year.

 

【 訳 】

8月は1年のうちの8番目の月です。

 

【解説】

選択肢はすべて「~番目の」を表す単語です。August「8月」は1年のうちの8番目の月なので、正解は4のeighth「8番目の」です。 5級の大問1では、eighthやAugustのように「~番目の」を表す語と月を表す語がよく出題されます。必ず覚えておきましょう。

 

first「1番目の」、second「2番目の」、third「3番目の」、fourth「4番目の」、fifth「5番目の」、sixth「6番目の」、seventh「7番目の」、eighth「8番目の」、ninth「9番目の」、tenth「10番目の」、eleventh「11番目の」、twelfth「12番目の」

 

January「1月」、February「2月」、March「3月」、April「4月」、May「5月」、June「6月」、July「7月」、August「8月」、September「9月」、October「10月」、November「11月」、December「12月」

 

 

(3)

 

正解: 1  

A: I want a ( cup ) of tea, please, Mom.

B: Here you are, Tom.

 

【 訳 】

A: 「お茶を1杯お願いします、お母さん。」

B: 「はい、どうぞ、トム。」

 

【解説】

tea「紅茶」の前につける語句を考えます。紅茶はふつうティーカップに入れて飲むものなので、1のcup「カップ」が正解です。a cup of ~で「一杯の~」の意味になります。teaやjuice「ジュース」は液体なので、「1つ」「2つ」とは数えられません。量を表したいときにはその前にa cup ofのような語句をつけるのが普通です。

 

たとえば「紅茶を2杯」ならtwo cups of teaのように用います。ちなみにcupは熱い飲み物に用い、juiceやmilkのような冷たい飲み物にはa glass of ~「コップ1杯の~」を用います。

 

選択肢2のcoinは「硬貨、コイン」、3のcameraは「カメラ」、4のmouthは「口」の意味です。

 

 

(4)

 

正解: 2

That man is Mr. White. I know ( him ) very well.

 

【 訳 】

あの男の人はホワイトさんです。私は彼のことをとてもよく知っています。

 

【解説】

選択肢を見ると、いずれも人称代名詞です。人称代名詞はすでに話題に上がった人やものの代わりに使う単語です。That man (Mr. White) のことを表すので、( )には単数の男性を表す語が入ります。したがって、正解は2のhimです。

 

選択肢1のitは単数のもの、3のyouは相手(単数と複数のどちらでも可)、4のherは単数の女性の代わりに使われます。いずれも主語以外の場所(動詞や前置詞の直後)に用いられる人称代名詞です。次の例を確認しましょう。

 

(例)

This is my watch. I bought it last year.

これは私の時計です。昨年買いました。

 

I like you very much.

私はあなたのことがとても好きです。

 

Lucy is my classmate. I often play with her.

ルーシーは私のクラスメートです。よく彼女と遊びます。

 

My father and I live near the lake. My uncle sometimes visits us.

父と私は湖の近くに住んでいます。叔父がときどき私たちを訪れます。

 

 

(5)

 

正解: 1

A: Can you ( make ) curry, Dan?

B: Yes, I can.

 

【 訳 】

A: 「カレーを作ることはできますか、ダン?」

B: 「はい、できますよ。」

 

【解説】

選択肢の単語はすべて動詞が変化した形です。したがって、意味の違いを考えるのではなく、文の中の( )の位置に適する形を考えましょう。文中にcanがあることに注目しましょう。canのある文では動詞は原形を用います。したがって、正解は1のmakeです。

 

動詞の形を問う問題では、次のことを確認しましょう。

 

① 現在形の文で主語が三人称単数になっていないか

→ -(e)sの形

(例)My father sometimes eats sushi. 「父はときどき寿司を食べる。」

 

② canが使われていないか

→ 原形 (例)My brother can’t eat carrots.

弟はニンジンを食べられない。

 

③ 疑問文や否定文でdoesが含まれていないか

→ 原形 (例)My mother doesn’t eat breakfast.

母は朝食をとらない。

 

④ be動詞が使われていないか

→ -ing形 (例)My brother is eating an apple now.

弟はリンゴを食べているところです。

 

 

 

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この記事の筆者について

本多 敏幸(ほんだ・としゆき)

PROFILE

東京都の教員として38年間勤務。現在、千代田区立九段中等教育学校、都留文科大学、文教大学で講師として教えるほか、NHKラジオ「中学生の基礎英語レベル1」の講師として活躍。ELEC同友会英語教育学会会長。学習指導要領の改訂に関わる。また、全国各地で教員向けの講演を行っている。
著書に、本多式中学英語マスターシリーズとして『反復基礎』『短文英単語』『速読長文』(以上文藝春秋)、『中学校外国語新3観点の学習評価完全ガイドブック』、『入試英語力を鍛える!授業アイデア&パワーアップワーク40』(以上明治図書)、『若手英語教師のためのよい授業をつくる30章』(教育出版)、『NHK CD BOOK 中学生になるまでに身につけたい! 小学英語 パーフェクト・レッスン』(NHK出版)など多数。

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