英検対策講座【4級】大問3: 日本文付き短文の語句整序問題

本多 敏幸(ほんだ・としゆき)

解答・解説ページ

英検対策講座【4級】 

 

Answers ~解答・解説~

 

次の(1)から(3)までの日本文の意味を表すように①から⑤までを並べかえなさい。そして、2番目と4番目にくるものの最も適切な組合せを1, 2, 3, 4の中から一つ選びなさい。 ※ただし、(   )の中では、文のはじめにくる語も小文字になっています。

[英検 2015年度 第3回検定問題より]

 

 

(1)

 

正解: 4 

 

【正しい語順と訳】

綾子さん,オックスフォードでどのくらい勉強する予定ですか。

 

Ayako, how ( long )( will )( you )( study )( in ) Oxford?

① will ② you ③ in ④ study ⑤ long

 

  1. ⑤ - ②
  2. ② - ⑤
  3. ③ - ①
  4. ① - ④

 

 

【解説】

疑問詞howは単独でも「どのようにして」などの意味で使いますが、manyやmuchなどと組み合わせて使うことがよくあります。この場合、「どのくらい」と期間をたずねる文なので、longと組み合わせて、how longとします。

 

what, which, how, when, where, how long, what colorのような疑問詞は文頭におき、そのあとにyesかnoの答えを求めるふつうの疑問文の形を続けることが原則です。

 

例えば、「あなたはどこに住んでいますか?」ならば、where+do you liveとなります。この問題では「あなたは勉強する予定ですか」なので、how long+will you studyとなります。

 

「オックスフォードで」は、Oxfordの前に場所を表す前置詞inを置きます。したがって、Ayako, how long will you study in Oxford?の文が完成します。

 

 

 

(2)

 

正解: 2

 

【正しい語順と訳】

あなたの家では,だれが一番早起きですか。

 

( Who )( gets )( up )the earliest )( in ) your house?

① gets ② in ③ who ④ up ⑤ the earliest

 

  1. ① - ②
  2. ① - ⑤
  3. ③ - ④
  4. ③ - ⑤

 

【解説】

「だれが」にあたるwhoは、疑問文では文頭に置きます。この後はふつうであれば、(1)で解説したように、yesかnoの答えを求めるふつうの疑問文の形を続けます。しかし、この文では、「だれが起きますか?」とwho自体が主語となっています。

 

英文では主語のあとは動詞を置くので、whoのあとには「起きる」に当たるgets upを続けます。「一番早く」に当たるthe earliestは動詞のあとに置くことが原則です。したがって、Who gets up the earliest in your house?の文が完成します。

 

主語としてのwhoは三人称単数として扱うので、現在形の文では動詞に-sを付けます。

(例)

Who comes to school by bus?

「バスで学校に来る人は誰ですか?」

 

疑問詞が主語となる文を示しますので、確認してください。

(例)

What makes you sad?

「何があなたを悲しませているのですか?」

 

Which bus goes to Tokyo Tower?

「どのバスが東京タワーに行きますか?」

 

 

 

(3)

 

正解: 3  

 

【正しい語順と訳】

私はよく公園の近くにあるデパートへ買い物に行きます。

 

I often ( go )( shopping )at )( the department store )( near) the park.

① at ② shopping ③ the department store ④ near ⑤ go

 

  1. ① - ③
  2. ① - ⑤
  3. ② - ③
  4. ② - ④

 

 

【解説】

英文では[主語+動詞]の部分を最初に置きます。大問3では、[主語+動詞]の部分をはじめに考えることが解答のコツとなります。

 

「私は行きます」なので、I oftenのあとにはgoが続きます。「買い物をする」はgo shoppingとなります。次に「公園の近くにあるデパートへ」の部分を考えましょう。the parkが文末にあることから、near the parkとなることがわかります。the department storeの前に場所を表す前置詞atを置きます。したがって、I often go shopping at the department store near the park. の文が完成します。

 

「~へ買い物に行く」の「~へ」の部分にtoは使いません。たとえば、「渋谷へ買い物に行く」はI go shopping in Shibuya. となります。 

 

 

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この記事の筆者について

本多 敏幸(ほんだ・としゆき)

PROFILE

東京都の教員として38年間勤務。現在、千代田区立九段中等教育学校、都留文科大学、文教大学で講師として教えるほか、NHKラジオ「中学生の基礎英語レベル1」の講師として活躍。ELEC同友会英語教育学会会長。学習指導要領の改訂に関わる。また、全国各地で教員向けの講演を行っている。
著書に、本多式中学英語マスターシリーズとして『反復基礎』『短文英単語』『速読長文』(以上文藝春秋)、『中学校外国語新3観点の学習評価完全ガイドブック』、『入試英語力を鍛える!授業アイデア&パワーアップワーク40』(以上明治図書)、『若手英語教師のためのよい授業をつくる30章』(教育出版)、『NHK CD BOOK 中学生になるまでに身につけたい! 小学英語 パーフェクト・レッスン』(NHK出版)など多数。

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