入試に使える「英検CSEスコア」を徹底解説!(2):CSEスコア利用パターン
2019/06/19
外部検定利用入試で利用率No.1の「英検」のもうひとつの成績表示「CSEスコア」。その利用方法は大学によって様々だ。主に次のような利用パターンがある。
CSEスコア利用パターン ※2019年度入試の例
■パターンA
英検級の合格とCSEスコアの両方を求めるケース
●南山大-全学部
【一般入試 センター利用前期(3教科型・5教科型)・後期】
<得点換算>
センター試験の英語の得点に換算
2級合格かつCSE2304以上→満点に換算(R:460、L:460、W:460、S:460)
※一度の受験で各技能における最低基準スコアを満たすことが必要。
■パターンB
英検級の合格とCSEスコアのどちらでもよいケース
●専修大-全学部
【一般入試 前期入試(A・AS・D・E・F方式、全学部統一】
<得点換算>
入試の英語の得点に換算
2級合格またはCSE1980以上→80点、準1級合格または2304点以上→100点に換算
■パターンC
英検の合否は問わず、CSEスコアのみを求めるケース
●東洋大-全学部
【一般入試 前期日程(全方式)】
<得点換算>
入試の英語科目の得点に換算
CSE1800以上→80点、CSE1980以上→90点、CSE2150以上→100点に換算
※2級以上の1次試験を受験し、上記のスコアを取得していること。
■パターンD
CSEスコア(4技能合計)に加えて、各技能スコアを求めるケース
●早稲田大-文・文化構想
【一般入試 英語4技能テスト利用型】
<出願資格>
CSE=2200以上(R:500、L:500、W:500、S:500)
次回(第2回検定)の試験日は右の日程だ。高校3年生が外検入試に出願するためには、10月に実施される試験で資格かスコアを取っておく必要がある。今から計画的に学習を進めて、英検資格やCSEスコアを取得しよう。
英検試験情報
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|
試験日程 | 10月6日(日) |
申込締切 | 9月12日(木) |
※申込締切日はインターネット、コンビニ申込の場合 |
申込方法などの詳細はWebで確認しよう。
この記事は「螢雪時代(2019年7月号)」より転載いたしました。
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