前回は、英語外部検定が実際に大学入試でどのように活用されるのか、メリットを紹介しました。でも英語外部検定といってもいろいろありますよね。結局はどれを選べばいいの?高校生の皆さんは悩みますよね。英検®はもちろん、TEAP®、TOEFL®、GTEC…などなど。英語以外にも漢検や数検など大学入試に活用できる検定はいろいろあります。そこで今月は、高校生にお勧めの検定をご紹介します。
近年、大学受験では、一般選抜、総合型・学校推薦型選抜といった数々の受験方法の中で「英語外部検定試験利用入試」を取り入れる大学が増えています。2026年度入試では英語外部検定試験を利用した大学が全体の6割を超え、490校以上(日本英語検定協会HPより)に上っています(※)。また、英語外部検定利用入試を利用する人も増えており、今では“当たり前”の受験方法といってもいいかもしれません。しかし種類が多すぎてどれを選べばいいかわからないという人も多いのでは?もちろん複数の外部検定を受けられればいいのですが、そうもいきません。ではどの検定を優先して受けるべきなのか? 大学受験に活用しやすい検定の選び方をご紹介しましょう。
どの英語外部検定を受けるのが最善なのか?
まずは、英語検定からチェックしてみましょう。一口に英語検定といっても皆さんご存じの英検®をはじめ、TEAP®、TOEFL®、GTE、IELTS…などいろいろあります。その中からどれを選んだらいいのでしょうか? 悩みますよね。でも大学受験に活用するのであれば、英語外部検定を採用している大学のうち、もっとも採用されている英検®がおすすめです。入試を有利に進めたいなら、まずは英検®を受けておくことがいいのかもしれません。
大学受験で有利になる英語レベルを深掘り!
英検®が受験生に一番選ばれていることは分かったけど、英語レベル(級やスコア)はどのあたりを受ければいいのでしょうか? また入試で求められる英語レベルは、どのレベルをクリアすればいいのでしょうか? そんな疑問が出てきますよね。
大学受験でもっとも活用しやすい英検®のレベルは、一般的に準2級以上とされています。大学の中ではさらに高い2級以上が求められることもあります。まずは志望する大学の入試要項をチェックしておくことが必要です。また、2025年度から英検®に新しい級「準2級プラス」が新設されました。これは準2級から2級へのギャップを埋める目的で導入されました。「準2級は取れたけど、2級はまだ難しい…」という中高生にとっては、ステップアップの新たな選択肢となっています。それぞれの級について日本英語検定協会の目安を見ると、2級は高校卒業程度、準2級プラスは高校上級程度、準2級は高校中級程度。ですから、中学生や高校1年生は、準2級・準2級プラスからチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
大学入試で活用される検定は英語以外にもある!
英語検定である程度のレベルを持っていれば大学によっては入試で活用しやすいことは理解したけど、英語が苦手という中学生や高校生もいるはず。そこで英語以外の資格もチェックしていきましょう。
まずは、漢字能力を証明できる検定「漢検」です。正式名称は「日本漢字能力検定」で、年間130万人以上が受検する国内有数の資格のひとつです。漢検を評価・活用している大学・短期大学は62.3%に上ります(公益財団法人 日本漢字能力検定協会調べ)。大学受験では、高校卒業・大学・一般程度の2級以上で有利になり、級に応じて、点数加算や合否判定で考慮されます。
また数学が得意という人には「数検」(実用数学技能検定)があり、全国500校以上の大学などで入試に活用されています(公益財団法人 日本数学検定協会調べ)。点数加算や出願要件、参考要素などの優遇措置が取られています。これ以外にも「簿記」や「理検」(実用理科技能検定)、「日本語検定」、「ITパスポート試験」なども大学や学部によっては受験に活用できる資格です。英語に比べると大学受験での利用の幅は広くはありませんが、出願要件や学校推薦型・総合型選抜で評価される場合もあります。自分の得意や志望校の入試情報に合わせて検討してみてはいかがでしょうか。
※各検定の受験者数等は「英ナビ!」調べ
※英語外部検定利用入試の利用校については、日本英語検定協会HP(https://search.eiken.or.jp/qualification/ ) 参照
英検®は、公益財団法人 日本英語検定協会の登録商標です。
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